「日中平和友好條約締結40周年記念2018秋の日本映畫上映會」
「中日友好和平條約締結40周年紀念2018日本電影秋日賞 」
期間:2018年11月16日~12月18日
會場:中國電影資料館 小西天影院、百子灣影院
日中平和友好條約締結40周年を記念し、映畫を通した日中交流を進める事業の一環として、2018年10月から重慶、広州、深セン、北京でバラエティ豊かな日本映畫を上映しています。秋の日に、お誘いあわせの上日本映畫をお楽しみください。
【主催】獨立行政法人國際交流基金 中國電影資料館(北京)
【後援】在中國日本國大使館
上映映畫一覧
幼な子われらに生まれ
「普通の家族」を築けない、不器用な大人たちの愛すべき物語。
バツイチ、再婚。一見良きパパを裝いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン、田中信(淺野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は、男性に寄り添いながら生きる専業主婦。キャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と3カ月に1度會うことを楽しみにしているとは言えない。
実は、信と奈苗の間には、新しい生命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、放った一言――「やっぱりこのウチ、嫌だ。本當のパパに會わせてよ」。今の家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま半ば自暴自棄で長女を奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と會う決心をするが……。
公開日:2017年
上映時間:127分
監督:三島有紀子
原作:重松清
キャスト:淺野忠信 、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶ
受賞歴ほか:2017 モントリオール世界映畫祭 コンペティション部門 審査員特別賞 オーストラリア日本映畫祭、臺北金馬奨映畫祭、ハワイ國際映畫祭、東京國際映畫祭、トロント・リールアジアン國際映畫祭多數出品
おじいちゃん、死んじゃったって。
家族の本音はちょっとしんどい。「家族」と「わたし」が歩き出す、これからの物語。
とある地方都市の夏。春野吉子が彼氏とのセックスを中斷してなり続ける電話をとると、それは、祖父の訃報だった。吉子はベランダから顔を出し、庭にいる父・清二に聲をかける。「おじいちゃん、死んじゃったって。」
祖父の葬儀のために、久々に集合した祖父の 3 人の子とその家族は、祖父の死を悲しむひまなく準備に追われていく。そんな中、それぞれのやっかいな事情が表面化し、親たちの兄弟ゲンカがはじまると、みっともないほどの本音をさらけだす。そんな親族に呆れながらも、流れに身を任せていた吉子は――。
公開日:2017年
上映時間:104分
監督:森ガキ侑大
キャスト:岸井ゆきの、岩松了、光石研
受賞歴ほか:2017 東京國際映畫祭 日本映畫スプラッシュ部門
2017 タリン・ブラックナイト映畫祭 コンペティション部門 NETPAC AWARD
2017 フランス・ヴズールアジア映畫祭 コンペティション部門 國際審査員賞グランプリ
家族のはなし
世界で感動を呼んだ鉄拳の名作パラパラ漫畫が実寫と融合!
主人公・小林拓也は、上京して入學した大學を退學し、バンド活動に明け暮れていた。しかし、そのことは、長野でリンゴ農家を営む両親には秘密にしている。
なぜなら拓也は、中學生時代に経験したある挫折を機に、自分にりんご農家を継がせる事だけを願っている父・徹に対し、強い反発心と嫌悪感を感じていたからだ。
そのため拓也は実家に背を向け、もう何年も帰郷していなかった。しかし、人生を賭けて挑んでいた音楽活動が暗礁に乗り上げ、拓也は再び大きな挫折と孤獨を味わうことに。
苦悩と焦燥感から、拓也は久しぶりに再會した父・徹に、激しい苛立ちをぶつけてしまう。しかし、父・徹にもまた、拓也に言えないでいることがあり……。
人生を必死に生きる青年と、そんな彼をそっと見守る両親の、不器用で面倒くさくて、けれど溫かい、家族の姿を描く。
公開日:2018年
上映時間:79分
監督:山本剛義
原作:鉄拳
キャスト:岡田將生、成海璃子、金子大地、佐藤寛太、水田信二、渡辺憲吉、財前直見、時任三郎
受賞歴ほか:鉄拳による同名パラパラ漫畫原作は第17回「アジア太平洋広告祭」でフィルム部門・プレス部門をW受賞
カメラを止めるな!
製作費300萬円にもかかわらず、口コミで絶賛され動員120萬人を突破した話題作!
とある自主映畫の撮影隊が山奧の廃墟でゾンビ映畫を撮影していた。本物を求める監督は中々OKを出さずテイクは42テイクに達する。そんな中、撮影隊に 本物のゾンビが襲いかかる!大喜びで撮影を続ける監督、次々とゾンビ化していく撮影隊の面々。
"37分ワンシーン・ワンカットで描くノンストップ・ゾンビサバイブムービー!"……を撮ったヤツらの話。
公開日:2018年
上映時間:96分
監督:上田慎一郎
キャスト:濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、長屋和彰
受賞歴ほか:2018 「ウディネ・ファーイースト映畫祭 2018(イタリア)」《シルバーマルベリー(観客賞2位)》「ファンタスポア2018(ブラジル)」《インターナショナルコンペ部門・最優秀作品賞》「ハンブルグ日本映畫祭 2018(ドイツ)」上映「ニッポンコネクション 2018(ドイツ)」NIPPON VISIONS部門・上映
楢山節考
ヴェネツィア、カンヌ映畫祭でも上映された日本映畫史に輝く不朽のクラシック名作
山奧の日陰の村。六九歳のおりんは亭主と死に別れたあと、これも去年嫁に死なれた息子の辰平と孫のけさ吉たちの世話をしながら、息子の後妻を探していた。村では七十になると楢山まいりに行くことになっていた。楢山まいりとは姥捨のことである。働き者のおりんはお山まいりの支度に餘念ない。やがて村一番の行事である楢山祭りの日、隣村から辰平の嫁が來た。お玉といい、年も辰平と同じ四十五である。気だてのいい女で、おりんは安心して楢山へ行けると思った。だがもう一つしなければならぬことがある。おりんの歯は子供たちの唄にうたわれるほど立派だった。歯が丈夫だということは、食糧の乏しい村の年寄りとしては恥かしいことである。そこでおりんは自分の歯を石臼にぶつけて欠いた。これで支度はすっかり出來上り、あとは冬を待つばかりである。おりんの隣家は銭屋といい、七十才の又やんと強欲なその伜が住んでいた。又やんはなかなか山へ行く気配がなく、村では振舞支度が惜しいからだと噂していた。おりんの家では女がまた一人ふえた。けさ吉の子を姙っている松やんである。彼女は家事は下手だが食物だけはよく食った。木枯が吹く頃、雨屋の亭主が近所に豆泥棒に入り、捕まって重い制裁をうけた。そして雨屋の一家十二人は村から消された。おりんはねずみっ子(曽孫)が生まれるまでに楢山へ行かねばと決心し、あと四日で正月という日、「明日山へ行く」といい出した……。
公開日:1958年
上映時間:98分
監督:木下惠介
キャスト:田中絹代、高橋貞二、望月優子
受賞歴ほか:1958 ヴェネツィア國際映畫祭コンペティション部門出品
2012 カンヌ國際映畫祭クラシック部門で上映
花戦さ
秀吉ギャフン! 痛快時代劇エンタテインメント
戦國時代末期、花と町眾を愛する風変りな男がいた。男の名は池坊専好。京都・頂法寺六角堂の花僧で、いけばなの名手だ。専好がいけた松は、岐阜城大座敷で権力者・織田信長の心を奪い、豊臣秀吉、千利休をもうならせた。
この男、人の顔と名前を覚えられないうえに、口下手である。その上、秀吉や利休など超有名人の眼前でも権力には全く興味なし! 花をいけることのみが彼の至福なのだ。
時は流れて……愛息・鶴松を亡くして正気を失った秀吉は圧政を敷いて、己に異を唱える者どころか陰口を言った町眾にさえも殘忍な粛清を始める。死に追いやられた者の中にはともに美を追い求めた友人・利休や、専好を慕う町眾たちの姿もあった。愛する人々を守る為、そして、平和な世を取り戻すため、専好は天下人・秀吉に対して一世一代の大勝負に挑む。彼が手にしたのは刃(やいば)ではなく花だった……。
公開日:2017年
上映時間:127分
監督:篠原哲雄
音楽:久石譲
キャスト:野村萬斎、市川猿之助、中井貴一
受賞歴ほか:2017 上海國際映畫祭、トロント日本映畫祭、サンフランシスコ日本映畫祭、オーストラリア日本映畫祭等多數出品
羊の木
信じるか?疑うか?心揺さぶる衝撃と希望のヒューマン・サスペンス!
國家の極秘プロジェクトとして受け入れられた、6人の元受刑者。
平穏な日常に割り込んできた「新住民」はすべて、元殺人犯だった──。
さびれた港町・魚深(うおぶか)の市役所に勤める月末一はある日、新規転入者6名の受け入れ擔當を命じられる。すでに職場も住むところも決まっているという6人の男女。だが、順番に出迎えてみると、何かがおかしい。落ち著かない挙動、尋常ではない雰囲気、改札內で見送る不審な同行者たち──。違和感を抱いた月末はやがて、上司から驚くべき事実を告げられる。彼らは自治體が身元引受人となって、刑期を大幅に縮小されて仮釈放された元受刑者だというのだ。條件は10年間の定住。そして6人すべてが、殺人歴を持っている。刑務所のコスト削減と地方の過疎対策を兼ねた、秘密の社會実験プロジェクト。決して住民には知られてはならないし、元受刑者同士を接觸させてもならない。そんな指示を受け、6人の間で翻弄される月末の思いとは裡腹に、「異物」を受け入れた町の日常は、少しずつ狂い始める……。
公開日:2018年
上映時間:126分
監督:吉田大八
キャスト:錦戸亮、木村文乃、松田龍平
受賞歴ほか:2017 釜山國際映畫祭 キム・ジソク賞受賞 シカゴ國際映畫祭、ハワイ國際映畫祭出品
舟を編む
第37回日本アカデミー賞で最優秀作品賞、最優秀監督賞ほか6冠達成した秀作!
出版社・玄武書房に勤める馬締光也(まじめ みつや)は、営業部で変わり者として持て餘されていたが、言葉に対する天才的なセンスを見出され、辭書編集部に異動になる。新しい辭書「大渡海(だいとかい)」――見出し語は24萬語。完成まで15年。編集方針は「今を生きる辭書」。個性派ぞろいの辭書編集部の中で、馬締は辭書編纂(へんさん)の世界に沒頭する。そんなある日、出會った運命の女性。しかし言葉のプロでありながら、馬締は彼女に気持ちを伝えるにふさわしい言葉がみつからない。問題が山積みの辭書編集部。果たして「大渡海」は完成するのか? 馬締の思いは伝わるのだろうか?
公開日:2013年
上映時間:133分
監督:石井裕也
原作:三浦しをん
キャスト:松田龍平、宮﨑あおい、オダギリジョー
受賞歴ほか:2013 アカデミー外國語映畫賞 日本代表
2013 香港國際映畫祭、シアトル國際映畫祭、プチョン國際ファンタスティック映畫祭、ファンタジア國際映畫祭、ロンドン映畫祭、トロント・リール・アジアン映畫祭 2014 パームスプリングス國際映畫祭、バンクーバー國際映畫祭、ロッテルダム國際映畫祭
モリのいる場所
伝説の畫家・熊谷守一94歳の豊かな日常と夫婦の絆をユーモラスに描く
昭和49年の東京。30年間自宅のちっちゃな庭を探検し、草花や生きものたちをあきもせずに観察し、時に絵に描く畫家モリ(94歳)と、その妻秀子(76歳)。
52年の結婚生活同様、味わいを増した生活道具に囲まれて暮らすふたりの日課は、ルール無視の碁。
暮らし上手な夫婦の毎日は、呼んでもいないのになぜか人がひっきりなしにやってきて大忙しい。
そんな二人の生活にマンション建設の危機が忍び寄る。
陽がささなくなれば生き物たちは行き場を失う。
慈しんできた大切な庭を守るため、モリと秀子が選択したこととは――。
公開日:2018年
上映時間:99分
監督:沖田修一
キャスト:山﨑努、樹木希林、加瀬亮
受賞歴ほか:2018 日本映畫祭「ジャパン・カッツ!」「CUT ABOVE(カット・アバブ)」賞 (樹木希林)
夜明け告げるルーのうた
圧倒的な獨創性で観客を魅了した、2017年アヌシー國際アニメーション映畫祭長編部門最高賞受賞作!
寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中學生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま學校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。
ある日、クラスメイトの國夫と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踴るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。
しかし、古來より日無町では、人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう。そして訪れる町の危機。カイは心からの叫びで町を救うことができるのだろうか?
公開日:2017年
上映時間:112分
監督:湯淺政明
キャスト:谷花音 、下田翔大、篠原信一
受賞歴ほか:2017 アヌシー國際アニメーション映畫祭 長編コンペティション部門 グランプリ
2017 ファンタジア國際映畫祭 観客賞(銀賞) 2018 サンダンス映畫祭
小西天藝術影院
北京市海澱區文慧園路3號
※ 12月份排片有可能還會變動
百子灣藝術影院
北京市朝陽區百子灣南二路2號
北京在住日本人向けイベント情報なら
「ペキンタウン」!
http://bjtown.net/
北京の生活情報誌『北京トコトコ』
北京在住日本人向けの、
「ためになる、得する」
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