むかしむかしおおむかし、ある晴れた日のこと。山が、ドドド。。。と噴火して、地震がグラグラグラ、
很久很久以前,在一個晴朗的日子裡,山嘭嘭嘭地噴火,地咚咚咚的搖晃。
そのとき、パキパキパキ!アンキロサウルスの赤ちゃんが生まれました。
就在這個時候,有一隻恐龍蛋啪嗒啪嗒啪嗒開了,甲龍寶寶出生了。
でも、こんなに広いところに、一人ぼっち、赤ちゃんは寂しくて、しくしく泣きました。
可是在那個大的地方,只有它一個,它覺得好孤單,抽抽搭搭的哭起來。
そして、泣きながら、とぼとぼ歩いていると、ガァーオ!「ひひひ。。。お前うまそうだな!」ティナロサウルスがそう言って、よだれをたらたら流しながら、飛びかかろとした。
一邊哭一邊走。「哇,你起來很好吃!」霸王龍滴滴搭搭的流著口水,正要猛撲過去。
そのときです。「お父さん!」アンキロサウルスはティナロサウルスにしがみつきました。
就在這個時候,「爸爸!」甲龍寶寶一把抱住了霸王龍,
「寂しかったよ、怖かったよ!」
「我好孤單,我好害怕」。
ティナロサウルスはびっくり、思わずこう言ってしまいました。「何で俺様が、お、お父さんだって、わ、わかったんだ?」
霸王龍嚇了一大跳,不由的說,「你怎麼知道我是你的爸爸呢」
「だって、僕の名前呼んだんでしょ?名前を知ってるんだから、お父さんだよね!」
「因為你叫了我的名字呀,你知道我的名字,一定是我的爸爸」
「な、名前?」
「名,名字?」
「うん、お前うまそうだなって、僕の名前うまそうなんでしょ!」
「嗯,你說你看起來很好吃,我的名字是很好吃嘛」。
ティナロサウルスがきょとんとしていると、
「僕、お腹ぺこぺこだよ」そう言って、うまそうはムシャムシヤ草を食べ始めました。
霸王龍瞪大了眼睛。
「我餓壞了」,很好吃開始咯吱咯吱地吃起草來,
「おいしい、お父さんも食べなよ」
「真好吃,爸爸你也吃點吧」
「あ、あむあむ、くさよりもにくのほうが、い、いや、お父さん、お腹すいてないから、お前、全部食べろ!」
「哦,還不如吃肉,不,爸爸不餓,你多吃點吧」
「ありがとう、ぼくもいっぱい食べて、早くお父さんみたいになりたい」
「好,我多吃點,長大像爸爸一樣」
「お、俺みたいになりたい。」ティナロサウルスが小さな聲でそう言ったときです。
「哦,長得像我一樣」霸王龍小聲的說了一下。
キランタイサウルスが目をぎらぎらさせて、近づいてきました。
就在這個時候,吉郎太龍走了過來,眼裡泛著紅光。
「ひひひ。。。うまそう!」
「嘿嘿嘿,你看起來好像很好吃」
「あじいさんもぼくのこと、知ってるんだ。」
「叔叔,你也知道我呀」
「あ、よく知ってるさ、うまそうだからな」
「嗯,那當然,看著很好吃嘛」
そういうと、キランタイサウルスは大きな口をばかっと開けて、うまそうに飛びかかりました。
說著吉蘭太龍張大嘴巴向很好吃猛撲過去。
がぶり、「うー」ティナロサウルスはうまそうを守りました。そして、痛いのをがまんしながら、しっぽをビューと振って、パッシー。
咔嚓,哎呦,霸王龍護住了很好吃,然後忍著疼痛,啪的甩出大尾巴,咣當。
うまそうは何も知らずに夢中で草を食べていました。
很好吃還是什麼都不知道,還在那裡吃草。
お腹をすかせたキランタイサウルスからうまそうを守ったティナロサウルスはお父さんみたいになりたいと言ううまそうをかわいいと思いようになりました。
草を食べ終えると、うまそうはスヤスヤ眠ってしまいました。
吃飽了還在旁邊睡覺,睡得很香。
それをみながら、ティナロサウルスはつぶやきました。「俺みたいになりたいか」
看著它,霸王龍說「你想長得像我一樣啊」。
背中の傷よりも、心がズキンズキンと痛む夜でした。
比起背後的傷痛,內心陣陣發痛更加難眠的一晚。
次の日の朝,ドカン!山の噴火で、ティナロサウルスは目を覚めました。
第二天早上,伴隨著火山的噴射,霸王龍睡醒了。
うまそうがいませんでした。
很好吃卻不在。
「あいつ、ど、どこにいったんだろう?」ティナロサウルスはのっしのっしと探しました。
那孩子到哪裡去了?霸王龍拖著笨重的身體開始四處尋找。
巖の陰も、池のなかも、林の中も、草むらも、もしかしたら、昨日のキランタイサウルスに。。。
巖石背後也不在,池塘底部也不在,樹林中的灌木叢中也不在,莫非是被昨天出現的吉蘭太龍給吃掉了?
その時です。
正在這個時候,
「お父さん」
「爸爸!」
振り返ると、赤い実を背中に乗せて、うまそうが歩いてきました。
回頭一看,背著小紅果的很好吃跑了過來。
「お父さん、これ食べて、あんまり、草、好きじゃないでしょ?ぼく、あっちの山まで行って、とってきたんだよ、すごいでしょ?」
「爸爸來吃這個吧,不怎麼喜歡吃草,對吧,我從外邊的山上採來的喲,好厲害吧」
「な、なんでそんな遠くまで行ったりするんだ、危ないじゃないか!」ティナロサウルスが怒って、大きな聲を出すと、
「為什麼跑到那麼遠的地方啊,多危險呀」霸王龍生氣的大聲呵斥道。
「ご、ごめんなさい、お父さんが喜んでくれると思って、ごめんなさい。。。」
「對,對不起,我以為爸爸會高興,對不起」
「わ、わかった、もういい、なかなくていい」ティサロサウルスはそういうと、赤い実を一つポンと口の中に入れました。
「明白了,對了,不要哭了」霸王龍說著,把一顆小紅果喲的扔進嘴裡。
「ありがとう、うまそう、おいしいよ」
「謝謝,很好吃,很美味啊」。
やがて、ティナロサウルスはうまそうにいろいろなことを教えるようになりました。
這件事以來,霸王龍開始教導很好吃各種各樣的技能了。
「うまそう、これが體當たりだ!」ブシン
「很好吃,這是頂撞。」
それを見て、うまそうは言いました。「わー!すごい!ぼくもはやくおとうさんみたいになりたいなぁ!」
看到後很好吃開口道「好厲害,我也想要快點兒長到爸爸那樣子呢」
しっぽの使い方も教えました。パキン
也教了尾巴的用法。
それを見て、うまそうは言いました。
「わー!すごい!ぼくも早くお父さんみたいになりたいなぁ!」
看到後很好吃開口道「好厲害,我想想要快點長到爸爸那樣子呢」
「ガァーオ!」吼え方も教えました。
吼叫的方法也教了。
それをみてうまそうは言いました。「わ、すごい、僕も早くお父さんみたいになりたいな フ」といいました。ふぁーお
看到後,很好吃開口道「好厲害,我也想要快點長到爸爸那樣子呢」
そうして、何日も何日も過ぎました。ある夜、ティナロサウルスは言いました。
就這樣,度過了一天又一天。有一天霸王龍說,
「うまそう、もうおまえにはもう教えることがなくなったよ、だから、今日でお別れだ、さよなら。」
「很好吃,我已經沒有什麼可再教給你的了,所以今天就分別吧,再見了」
「いやだー!いやだ!ぜったいいやだ!」うまそうはポロポロ涙を流しました。
「不要,不要,絕對不要!」很好吃唰唰的留下了眼淚。
「ぼく、お父さんみたいになりたいだ!お父さんとぜったい一緒にいる!」
うまそうはポロポロ涙を流しました。
「我想成為爸爸那樣子呢,一定要和爸爸在一起!」
「うまそう、おれみたいになったらだめなんだ、お前はれみたいになれないだ」
「很好吃,你不能成為我這個樣子,你成不了我這個樣子的」
「いやだ、いやだ、絶対いやだ」
「不要,不要,絕對不要」。
「よし、わかった。そこの山まで競爭しよう、もしお前が俺にかったら、ずっといっしょにいてやる!」
「好的,明白了,我們做個比賽吧,如果你能贏我的話,就永遠在一起喲」
「よし、ぼく負けないよ!」
「好的,我絕不會輸的」。
うまそうは涙を拭きながら走り出しました。全速力で走り出しました。山に向かって走りました。
很好吃抹乾眼淚開始跑了起來,用自己全身的力氣跑了起來,向著山的方向跑了起來。
「ぼく、ずっとお父さんといっしょにいるんだ!」
「我一定要和爸爸永遠在一起啊」
うまそうは後ろも見ないでどんどん走っていきました。
很好吃頭也不回的一直跑了下去。
「さようなら、うまそう。」
「再見,很好吃。」
ティナロサウルスはそうつぶやいて、赤い実を一つ、食べました。
霸王龍喃喃細語,吃下一顆小紅果子。