16年ぶりに人気ドラマが帰ってた。言わずと知れた『日曜劇場 ドラゴン桜』(日曜午後9時)である。
時隔16年，人氣電視劇又回來了。那就是眾所周知的《周日劇場 龍櫻》（周日晚9點）。
主人公は落ちこぼれ受験生たちを東大合格に向けて熱血指導する弁護士の桜木建二(阿部寛、56)。前作と同じだ。16年前には劣等生だった水野直美(長澤まさみ、33)が、今度は桜木を手伝い、一緒に受験生たちの合格を後押しする。
與前作相同，主人公是為了讓吊車尾的考生們考上東大而熱血指導的律師櫻木建二（阿部寬，56歲）。16年前還是差生的水野直美（長澤雅美，33歲）這次要幫助櫻木，一起幫助考生們考上大學。
前作での水野は母親(美保純、60)が脳梗塞で倒れたため、東大受験を斷念した。けれど一浪の末に合格をはたし、今は弁護士になっているという。ドラマにとってマイナスになるはずの長い空白期間を逆手に取り、興味深い設定にした。うまい。
在前作中，講述了水野的母親（美保純，60歲）因腦梗塞病倒，她因此放棄了考東大的念頭。但經過一番努力終於通過了考試，現在成了律師。該劇反過來抓住對電視劇來說理應是負面的大段空白期，是有趣的設定。很不錯。
長澤は水野役を再演することについて、こう語っている。
關於再次扮演水野，長澤是這樣說的。
「水野のやることは桜木先生に対しての恩返しみたいなことだと思うんですが、これからを擔う若い人たちの頑張りを見屆けるということで、責任は重大」(4月14日製作発表）長澤自身にとっても前作が放送された2005年はターニングポイントだった。
「我覺得水野的所作所為就像是對櫻木老師的報恩一樣，但因為能見證今後肩負重任的年輕人們的努力，所以感到責任重大。」（4月14日製作發表）。對於長澤雅美自己來說，前一部作品播出的2005年也是一個轉折點。
2000年に12歳で「第5回『東寶シンデレラ』オーディション」のグランプリに選ばれてから5年が経過していた。『世界の中心で、愛をさけぶ』でのヒロイン・亜紀役の好演により、第28回日本アカデミー賞に最優秀助演女優賞に選ばれたのだ(注・映畫の公開は2004年)。一線級の女優への仲間入りを遂げた年だった。
那時距2000年12歲的她被選為「第5屆『東寶灰姑娘』甄選」的最高獎，已經過了5年。憑藉在《在世界中心呼喚愛》中飾演女主角亞紀的出色表現，獲得第28屆日本電影學院獎最佳女配角獎（注·電影上映於2004年）。那一年，她成功躋身一線女星行列。
ドラマと映畫で10代半ばでのブレイク。得意満面になったとしても不思議ではないが、當時の長澤は違った。
憑藉電視劇和電影在十幾歲時就走紅 ，得意洋洋也不足為奇。但當時的長澤卻與眾不同。
「どんなに自分ががんばったときでも、もっとできたんじゃないかって悔やむ。なんかね、そういう性格なんです。これからも自信はつかないんだろうな。でも『大丈夫』って思ったらそこで終わっちゃうし、成長できないだろうし、『もっとできたはず』って思うなら、そこから成長できますから。人に負けるのは悔しくないんですよ。でも自分に負けるのはすごく嫌」
「不論是自己多麼努力的時候，都會後悔自己是不是能做得更好。怎麼說呢，我就是這樣的性格。今後也不會有自信吧。但要是想著『沒關係』就到此結束，大概會無法成長吧，如果覺得『應該可以做得更好』的話就能從中獲得成長。我並不會後悔輸給別人，但是我很討厭輸給自己。」
自分に負けるのはすごく嫌――。これが女優・長澤の芯にあるものに違いない。だから、きつい収録も汚れ役も引き受けてきたのだろう。「セカチュー」の撮影では志願してスキンヘッドにまでなった。
我非常討厭輸給自己——。這一定是女演員長澤雅美內心的聲音。所以才會接受艱苦的錄製和骯髒的角色吧。在拍攝《在世界中心呼喚愛》的時候，還自願剃了光頭。
不變的「面孔」
東寶ステラが販売する「東寶カレンダー」の表紙になったのも2005年から。以後、今年まで16年続けて表紙に起用されている。表紙を務める女優は、人気の高いこのカレンダーの」顔」だ。
成為東寶販賣的「東寶月曆」的封面也是從2005年開始的。之後，到今年為止連續16年被起用為封面。擔任封面的女演員是這本高人氣月曆的「臉面」。
このカレンダーには東寶が製作・配給する映畫や、舞臺、ドラマに出演する女優の中から、人気者が勢揃いする。起用されるのは東寶系の芸能プロダクションである東寶芸能に所屬する女優とは限らない。
該月曆由東寶製作發行，從出演電影、舞臺劇、電視劇的女演員中挑選，匯集了眾多人氣明星。被起用的不一定是東寶系演藝製作公司東寶藝能所屬的女演員。
例えば今年の布陣はこうだ。
例如今年的陣容是這樣的。
【封面】長澤雅美 第5屆「東寶灰姑娘」最優秀獎
【1月】上白石萌音 第7屆「東寶灰姑娘」審查員特別獎
【2月】水野真紀 第2屆「東寶灰姑娘」審查員特別獎
【3月】朝夏まなと 原寶冢歌劇團宙組頭號明星
【4月】福本莉子 第8屆「東寶灰姑娘」最高獎
【5月】昆夏美 音樂劇女演員·歌手
【6月】山村紅葉 女演員
【7月】山崎紘菜 第7屆「東寶灰姑娘」審查員特別獎
【8月】浜辺美波 第7屆「東寶灰姑娘」新生代獎
【9月】上白石萌歌 第7屆「東寶灰姑娘」最高獎
【10月】長澤雅美
【11月】齊藤由貴 第1屆「東寶灰姑娘」第二名
【12月】澤口靖子 第1屆「東寶灰姑娘」最高獎
「1月に起用される女優は別格」と誤解する向きがあるものの、それはちょっと違う。過去には東寶映畫の公開に合わせ、1月に起用された女優もいる。カレンダーの顔はあくまで表紙の女優なのである。過去に表紙を務めたのは、1988年から98年までが初代東寶シンデレラの沢口靖子(55)。99年から2004年は第2回同オーディションで審査員特別賞を得た水野真紀(51)だった。長澤は2001年に「3月」でカレンダーに初登場し、2002年からは「8月」が3年続いた後、表紙に起用された。
雖然有人誤以為「1月被起用的女演員是特別的」，但事實並非如此。過去也有配合東寶電影的上映，也有在1月被起用的女演員。月曆的門面終究是封面上的女演員。過去擔任封面的是1988年到98年的初代東寶灰姑娘澤口靖子(55歲)。1999年至2004年是在第2屆同選秀中獲得審查員特別獎的水野真紀(51歲)。長澤在2001年在「3月」中首次登上月曆，從2002年開始連續3年登上「8月」之後，被起用為月曆的封面。
長澤の表紙は隨分と長くなった。このカレンダー史上で最長だ。けれど、そこに東寶の依怙贔屓は感じられない(そもそも情実が存在したら、カレンダーが売れなくなるだろうが)。
長澤擔任封面的時間變得相當長。這是該月曆歷史上最長的一次。但是，從中感覺不到東寶的偏袒（如果原本就存在私情的話，月曆就賣不出去了吧）。
多變的長澤雅美
以下、2006年以降の長澤の歩みだ。ごく一部を駆け足でご紹介したい。
以下是2006年以後長澤的經歷。我想簡略地介紹一小部分。
2006年
《水手服與機關槍》
《淚光閃閃》獲第30屆日本電影學院獎 最佳女主角（提名）
2007年
《求婚大作戰》平均收視率17.3%
電影《等待，只為與你相遇》
2008年
《最後的朋友》平均收視率17.7%
電影《暗堡裡的三惡人》
2009年
《原來你已不在身邊》
電影《彎曲吧！湯匙》
2010年
《我家的歷史》
2011年
《比誰都愛你》
《桃花期》獲第35屆日本電影學院獎 最佳女主角（提名）
2012年
《高校入試》獲第75屆日劇學院賞 最佳女主角（提名）
電影《我們的交換日記》
2014年
電影《年輕人們的2014》
《哪啊哪啊神去村》
2015年
《海街日記》
2016年
電影《早安秀》
2017年
電影《獻給你的勳章》
2018年
《行騙天下》
電影《初吻50次》
2019年
《行騙天下JP：運勢篇》
《王者天下》
2020年
《母親》獲第44屆日本電影學院獎 最佳女主角
毎日映畫コンクール日本映畫大賞 東寶シンデレラというと、真っ先に頭に浮かぶ言葉は「清純派」ではないか。この言葉にマイナスのイメージを抱く人はいないはずだが、実は両刃の剣でもある。清純派には似合わない役も多いからだ。
每日電影大賽日本電影大獎東寶說到灰姑娘，最先浮現在腦海裡的詞不就是「清純派」嗎？應該沒有人會對這句話抱有負面的印象，但實際上它也是一把雙刃劍。因為有很多不適合清純派的角色。
ところが長澤は例外。上記の軌跡をご覧になっていただけたらお分かりの通り、生きていくために人間の裡面を見た女性や辛酸を舐めた女性も演れる。うまい。その上、すぐに清純で健康的な女性も演じられる。得がたい存在だ。
但是長澤卻是例外。只要看過上述的軌跡就能知道，她也可以演為了活下去而看到人類陰暗面的女性以及飽嘗辛酸的女性。厲害。此外，她還將馬上演繹清純健康的女性，實在是難得的存在。
『ドラゴン桜』では、真っ直ぐな少女だった水野直美の16年後を見せてくれるのだろう。直美の成長した姿が楽しみだ。
《龍櫻》大概能讓我們看到直率的少女水野直美16年後的樣子吧。期待直美長大後的樣子。