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寫在前面:
中秋佳節,闔家團圓。波妞、宗介、莉莎、耕一、藤本們的故事也迎來了團圓的結局。溫柔善良的宗介說:「不管波妞是魚,半人魚,亦或是人,我都喜歡她。」勇敢純真的波妞為了變成人和宗介在一起,丟棄魔法,,告別家人,遠離故鄉。美好啊,童話。
明月易低人易散,歸來呼酒更重看。 願這樣的純真情感,能夠在這濁世間存續、長久。願今時,明日,願年年,歲歲,有情人都在身邊,聚多離少,常歡笑。
朗讀:小草
翻譯:小草
「波妞,這個,能把它變大嗎?」
宗介拿出蠟燭,波妞已經兩眼朦朧,精神恍惚。
「波妞,困了嗎?波妞。」
波妞已經躺在船上,四腳朝天成「大」字型,沉沉地睡著了。
不管怎麼喊都喊不醒。
宗介沒辦法,只好跳進水中,光著腳推著船前進。
推了一會兒,腳就碰到了地面。
「好了。」
宗介站起來推船,水越來越淺,前方道路已經露出水面。
就在這時。
載著波妞的船抖了起來,哆囉囉囉,船好像越來越小了。
「這船!」
宗介吃了一驚。
一轉眼功夫,船就變小了。
「波妞!」
宗介拼命拽著沉睡的波妞往岸邊跑。
船變回原來的大小。放在船裡的帽子和望遠鏡也一起變小了。
「波妞!波妞,波妞!」
宗介搖晃著波妞,波妞微微睜開睡眼惺忪的眼睛,對宗介微笑著:
「宗介……」
「太好了。波妞,我還以為你要變回金魚了。」
宗介剛鬆一口氣,抬頭一看,發現前面有什麼東西閃著光。
那是莉莎的車。
「莉莎的車!」
「波妞,找到莉莎的車了!」
宗介有種不好的預感,他放下波妞,朝著車的方向跑去,邊跑邊喊:
「莉莎!」
車裡之有一堆的紙巾和毯子,沒有莉莎的蹤影。
「莉莎———!莉莎——!」
不管喊多少遍都沒有回應,周圍寂靜一片。
波妞拿著玩具汽艇走過來:
「宗介,你的船。」
波妞偷看了一眼宗介的臉,溫柔地對他說:
「你的眼睛裡,有水流出來。我們一起去找莉莎吧。」
「嗯。」
宗介擦擦眼淚,點點頭,跟波妞手牽著手,一起朝前方走去。
宗介的約定
小鎮被海水淹沒,海面之上只有公園的一處亭榭。
水中的小鎮,綁在碼頭上的船隻飄飄蕩蕩,像一隻只風箏。
「向日葵之家」被一隻巨大的水母整個兒包在裡面,老奶奶們都變得精神十足,在院子裡歡快地跑跳著。
藤本把老奶奶們集合起來,對大家說:
「決定命運的時刻馬上就要來了。宗介君和小波妞正往此處趕來。」
「呀呀呀,怎麼辦。馬上要接受愛的考驗了。」
「我這顆心砰砰跳啊。」
老奶奶們喧鬧起來。
「請保持安靜!你們大家可都是這神聖儀式的見證者。」
藤本一邊說著,一邊登上姥鯊號船,出發去接宗介和波妞。
莉莎一直在跟格蘭曼瑪麗交談著。
談話結束莉莎走了過來,老奶奶們七嘴八舌地對莉莎說:
「莉莎,一定很擔心吧?」
「小宗一定可以的,他可是個堅強的孩子。」
「是啊是啊。」
「是個坦率的孩子呢。」
波妞半睡半醒地走著,宗介一直緊緊牽住她的手。
「波妞,是隧道。」
宗介說完,波妞也沒什麼反應,迷迷糊糊的。
「討厭這裡。」
波妞帶著哭腔,嘟噥了一句。
「手,千萬不能鬆開哦。」
「嗯……」
兩人走進黑乎乎的隧道。
突然,宗介發現,波妞開始漸漸縮小,正慢慢變成半人魚。
「波妞!」
宗介抱起徹底陷入沉睡的波妞,朝著出口的方向奮力飛奔過去。
宗介慌忙把波妞浸到海水裡,可是眼看著波妞越變越小,變成了最初她金魚的模樣。
「波妞,你不許死!快醒醒啊波妞!」
宗介對著波妞,拼命喊著。
「噓—,不要吵醒她。」
藤本從海裡出現。
「宗介君,請跟我一起走吧。讓波妞就這麼睡著,我們一起悄悄地走吧。」
「宗介!!千萬別被他給騙了!」
亭子裡,時奶奶大喊著:
「說點好聽的就把大家帶走了。我可不會上當。」
「已經沒時間了。」
藤本抬頭看了一眼巨大的月亮說:
「月亮如果再靠近一點,就沒辦法挽救了。」
「宗介君,請來這邊。一起走吧。只有你能拯救這個世界。」
藤本正想把宗介帶走,醒來的波妞從嘴裡噴出一股水柱,「biu」地一聲。
「啊!你怎麼能這麼對自己的親生父親!」
趁這個機會,宗介朝著時奶奶狂奔而去。
藤本只好放出了水魚。
宗介撲進時奶奶懷裡,水魚群將三人吞沒。
水魚包著宗介它們,潛入海裡。過了一會,人魚妹妹們集合起來,她們說著「交給我吧」。
水魚離開後,人魚妹妹們把宗介、波妞和時奶奶運送到「向日葵之家」。
「您好!波妞的媽媽。」
宗介走到格蘭曼瑪麗面前,鞠躬問候。
「宗介,波妞因為想成為人類,運用了魔法。波妞要成為人類,須要有這樣一位男子,他明知波妞原本的樣子,仍然接受她。你,知道波妞原本是一條魚嗎?」
「嗯,是的。」
「波妞舔過你的血,才變成半人魚。」
「原來是這樣,波妞她舔過後,我的傷口就癒合了。原來是因為這樣,她才變成半人魚的啊。」
「即使波妞的原形是半人魚,你也接受嗎?」
「嗯。不管是波妞是魚也好,是半人魚也好,是人也好,我都喜歡她。」
格蘭曼瑪麗把波妞放在手掌心,對她說:
「波妞,要想成為人類,你必須放棄魔法。能做到嗎?」
「嗯!」
格蘭曼瑪麗把波妞裝進氣泡中,把她交給宗介,並對他說:
「回到地面,請你親吻這個氣泡。波妞就會變成一個和你一樣的五歲小女孩兒。」
「謝謝您,波妞的媽媽。」
「各位,世界的缺口已經封上了。」
格蘭曼瑪麗宣告道。大家歡呼起來。
回到地面,藤本拿著玩具汽艇,走到宗介面前說:
「這個……是你的船。」
「謝謝您。」
「多有抱歉!那個,可以跟你握手嗎?」
藤本怯生生地伸出手,宗介毫不猶豫地與藤本握手。
「波妞,就拜託給你了。」
藤本對宗介說。
以下是圖片欣賞和日文原文朗讀。
朗讀:小草
原文欣賞:
「ポニョ、これ、大きくできる?」
宗介が、ろうそくをさしだしましたが、ポニョは、とろ~んとした目で、ぼうっとしています。
「ポニョ、ねむいの?ポニョ。」
ポニョは船の上で、大の字になって、ぐっすり、すやすや。
「ポニョ、ポニョ。」
いくらよんでも、おきません。
宗介はしかたなく、水にはいって、バタ足で、船を押し始めました。
しばらくすると、地面に、足がつきました。
「しめた。」
立ち上がって、船を押していくと、水がなくなり、道が出ているのが見えました。
その時です。
ポニョをのせた船が、ぶるぶるふるえ、縮み始めたではありませんか。
「ボートが!」
宗介は、びっくり。
船は、みるみる、縮んでいきます。
「ポニョ!」
宗介は、寢ているポニョを、引きずって、必死で走っていきました。
もとの大きさにもどった船の中で、帽子や雙眼鏡も、小さくなっています。
「ポニョ!ポニョ、おきな!」
宗介がゆすると、ポニョは、とろ~んと目をあけて、微笑みました。
「宗介……」
「よかった。ポニョが、金魚になっちゃうと思った。」
ほっとして顔を上げると、道の先に、きらっと光るものが、ありました。
リサの車です。
「リサカーだ!」
「ポニョ、リサの車、あった!」
宗介は、嫌な予感がして、ポニョを置いて、走り出しました。
「リサ!」
車に、救援用のディッシュや毛布が積んでありますが、リサはいません。
「リサ———!リサ———!」
いくらさけんでも、返事はなく、あたりは、靜まり返っています。
ポニョが、ポンポン船をもって、やってきました。
「宗介、お船。」
ポニョは、宗介の顔を覗き込んで、やさしく言いました。
「おめめから、水でてる。リサ、さがそ。」
「うん。」
宗介は、涙をぬぐって頷くと、ポニョと手をつないで、歩き出しました。
宗介のやくそく
町は海にしずみ、公園のあずまやだけが、ぽつんと見えています。
水のなかの町では、港に繋がれた船が、ゆらゆら、凧のよう。
『ひまわりの家』を、巨大なクラゲが、すっぽりおおい、すっかり元気になったおばあちゃんたちが、庭で、楽しそうにはしゃいでいます。
藤本が、おばあちゃんたちをあつめて、言いました。
「いよいよ、運命のときが、近づきました。宗介君とポニョは、ここへ、向かってきています。」
「きゃあ、どうしよう。愛の試練よ。」
「胸が、どきどきしてきたわ。」
おばあちゃんたちは、大騒ぎ。
「お靜かに、皆さんは、この神聖(しんせい)な儀式の立會人(たちあいにん)です。いましばらく、おまちください。」
藤本は、そういうと、ウバザメ號で、宗介とポニョを、迎えに行きました。
リサは、ずっと、グランマンマーレと、話をしています。
話を終えて、リサがやってくると、おばあちゃんたちが、口ぐちにいいました。
「リサさん、心配でしょう?」
「宗ちゃんは、大丈夫よ。強い子だもん。」
「そうよ。」
「まっすぐな子よ。」
宗介は、半分眠りながら歩いているポニョの手を、引いていきました。
「ポニョ、トンネルだよ。」
宗介がいっても、ポニョは、うとうと。
「ここ、きらい。」
ポニョが泣きそうな聲で、つぶやきます。
「手、はなしちゃ、だめだよ。」
「ん……」
二人は、暗いトンネルに、入っていきました。
はっと気づくと、ポニョが縮んで、半魚人になっています。
「ポニョ!」
宗介は、寢てしまったポニョを抱きかかえ、むちゅうで、出口に向かって走りました。
宗介はいそいで、ポニョを海につけましたが、ポニョは、みるみるうちにちぢんで、魚に戻ってしまいました。
「ポニョ、死んじゃだめだよ!おきな、ポニョ!」
ひっしで呼びかけていると、
「しーっ、おこさないで。」
海から、藤本が、現れました。
「宗介君、私と一緒に、きてくれないか。ポニョは、寢たままにして、そっといこう。」
「宗介!!そんなやつに、騙されちゃ、だめだよ!」
あずまやで、トキさんが、叫びました。「うまいことをいって、みんなを、連れて行ってしまったんだ。わたしや、騙されないからね。」
「もう、時間がないんです。」
藤本は、巨大な月を見上げました。
「これ以上、月が近づいたら、取り返しが、つかないんです!」
「宗介君、こっちへおいて。一緒にいこう。君しか、世界は救(すく)えないんだ。」
藤本が、宗介を連れて行こうとすると、いつの間にか、目を覚ましていたポニョが、口から水を、ピュ—ッ!「わあ、じつの父に、なんてことを!」
そのすきに、宗介は、トキさんにむかって、走り出しました。
藤本が、水魚を送り出します。
宗介が、トキさんの腕の中に、飛び込むと同時に、水魚の群れが、三人をのみ込みました。
水魚が、宗介たちを包み込み、海に潛(もぐ)っていきます。
すると、妹たちが、集まってきました。私たちに任せて、と言っているのです。
水魚が離れると、妹たちは、宗介とポニョとトキさんを、『ひまわりの家』に、運んでいきました。
「こんにちは、ポニョのお母さん。」
宗介は、グランマンマーレの前に進み出て、あいさつをしました。
「宗介さん、ポニョは、人間になりたくて、魔法の蓋を開けてしまいました。人間になるには、ポニョの本當の姿を知りながら、それでいいという男の子が、いるんです。あなたは、ポニョがお魚だったのを、知ってますか?」
「うん。」
「ポニョは、あなたの血をなめて、半魚人になったんです。」
「そうかあ、ポニョはね、僕のケガをなめて、なおしてくれたの。それで、半魚人になったんだ。」
「ポニョの正體が、半魚人でも、いいですか?」
「うん、ぼく、お魚のポニョも、半魚人のポニョも、人間のポニョも、みんな、好きだよ。」
グランマンマーレはポニョを手のひらにのせて、言いました。
「ポニョ、人間になるには、魔法を棄てなければ、なりませんよ。できる?」
「うん!」
グランマンマーレは、ポニョを泡の中に入れて、宗介にさしだしました。
「地上にもどったら、この泡に、キスしてください。ポニョは、あなたと同じ、五歳の女の子になります。」
「ありがとう、ポニョのお母さん。」
「皆さん、世界のほころびは、閉じられました。」
グランマンマーレが宣言をすると、みんな、大喜び。
地上に戻ると、藤本が、ポンポン船をもって、宗介のところに、やってきました。
「これを……。君の船だ。」
「ありがとう。」
「いろいろ、すまなかった。あの、いいかな?」
藤本がおずおずと、差し出した手を、宗介が握ります。
「ポニョを、よろしく頼む。」
藤本が言いました。
原文出處:徳間アニメ絵本
本文為作者原創,如需轉載,請聯繫作者郵箱:chuncaozhao@163.com.
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