第31回夏季オリンピック競技大會が2016年8月5日から8月21日までブラジルのリオデジャネイロオで開催する予定。スポーツ強豪國である中國は、約400人からなる選手団を派遣する。08年の北京五輪を除くと、過去最大規模になる。はたしてリオ五輪でどのぐらいのメダルを獲得できるか。中國選手の活躍が期待できる競技種目をまとめた。
射撃
中國代表：易思玲、杜麗、朱啟南、胡斌淵、龐偉など
「最初の金メダルはいつ誰が取るのか」は毎回の五輪で大きなテーマとなる。4年前のロンドン五輪で中國選手易思玲が502.9點で射撃女子エアライフル優勝、全競技を通じて大會最初の金メダルを獲得した。リオ五輪でも中國最初の「金」は射撃だと予想している。
卓球
中國代表：李暁霞、丁寧、劉詩雯、朱雨玲、馬龍、許昕、張継科、樊振東
無敵を誇る中國卓球。かつては中國にもライバルが存在した。スウェーデン代表との対戦は注目の戦いであったが、それも今や昔。現在では中國と対抗できるチームはほとんどいない。ロンドン五輪でも相変わらずの強さを見せつけ、金メダルを獨佔した。
飛込
中國代表：陳若琳 、劉蕙瑕、何姿、呉敏霞 、邱波、曹縁、秦凱、林躍、何超など
高飛び込み（原則的に10メートル）と、弾力性のある板を使用する板飛び込みがある。五輪では個人種目の高飛び込み、3メートル板飛び込みに加えて、2000年シドニー大會からは２人が同時に演技して同調性も採點の対象となるシンクロ種目が導入された。
中國が伝統的に強い飛び込み。「ドリームチーム」とも呼ばれた中國飛び込み代表団の選手総勢13人が8種目への參加を予定。リオ五輪における目標について、リーダーの周継紅氏は「女子は3メートルと10メートル高飛び込みのような種目では比較的強い実力を持っているが、男子は同じ種目でメキシコなどの高水準の選手から難度面でのチャレンジを受けているのも事実だ。目標は全種目で金メダルを獲得することだ」と語った。
バドミントン
中國代表：趙芸蕾、馬晉、王儀涵、于洋、李雪芮、諶龍、傅海峰、林丹、張楠など
中國は伝統的に強いバドミントン。ロンドン五輪でバドミントン中國代表は女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルス、男子シングルス、男子ダブルスの全5種目での金メダル獲得となり、五輪史上初の快挙を成し遂げた。
競泳
中國代表：傅園慧、葉詩文、陸瀅、唐奕、孫楊、汪順、寧沢濤など
ロンドン五輪で競泳中國代表は金メダル5枚、銀メダル3枚、銅メダル2枚の計10枚のメダルを獲得した。リオ五輪で競泳男子400メートル自由形の孫楊選手や男子100メートル自由形の寧沢濤選手たちの活躍が期待できる。
重量挙げ
中國代表：鄧薇、向艶梅、呂小軍、龍清泉、石智勇、田澤など
重量挙げはバーベルを一気に頭上まで持ちあげるスナッチと、一度肩の位置まで引き上げてから頭上に差し上げるジャークの2種目があり、その合計重量で勝負を決める。ロンドン五輪で重量挙げ中國代表は金メダル5枚、銀メダル2枚の計7枚のメダルを獲得した。リオ五輪で金メダル獲得は依然として最重要課題だ。
體操
中國代表：王妍、商春松、毛芸、譚佳薪、張成龍、尤浩、鄧書弟、劉洋など
男子は床運動、あん馬、つり輪、跳馬、平行棒、鉄棒の6種目、女子は跳馬、段違い平行棒、平均臺、床運動の４種目がある。チームの総合得點で爭う団體総合、個人戦の個人総合のほか、各種目のナンバーワンを決める種目別でメダルを爭う。
メダルを懸けた日中の激しい対決と予想される體操男子ではロンドン五輪で団體総合優勝メンバーの張成龍がメンバー入り。
20キロメートル競歩
中國代表：劉虹、呂秀芝、切陽什姐、陳定、王鎮など
20キロ競歩においては、中國代表の実力は無視できない。かつて20キロメートル競歩のアジア記録を保有していた劉虹選手や、ロンドン五輪の男子20キロ競歩で歴史を塗り替える1時間18分46秒の五輪新記録で優勝した陳定選手がリオ五輪で金メダル獲得を目指す。
フェンシング
中國代表：孫玉潔、許安琪、楽慧林、劉詠詩、孫一文、沈晨、雷聲など
リオ五輪のフェンシング競技は8月6日から14日にかけて実施される。競技種目は「フルーレ」、「エペ」、「サーブル」の3種目の個人戦で6枚の金メダルを爭う。
全體の実力を見ると、中國は女子エペの個人戦と団體戦で金メダルが期待される。また、ロンドン五輪でフェンシング男子フルーレ個人決勝戦で優勝した雷聲選手も再び五輪の舞臺に立つ。
セーリング
中國代表：陳佩娜、徐莉佳、王暁麗、黃麗珠、宮磊など
ロンドン五輪セーリング女子レーザーラジアル級の試合で中國の徐莉佳選手が優勝。金メダル徐莉佳選手が再びリオで挑戦！
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