「流行語大賞候補 コロナ関連半數」―。そんな見出しと共に本紙に載った30語の候補一覧を眺めていて片仮名や橫文字表記が目立つことに気付かされた。新型コロナウイルスと関わる15語は大半が當てはまる
「アベノマスク」や「アマビエ」はともかく、「クラスター」「ソーシャルディスタンス」などは「感染者集団」「社會的距離」と言い換えられる。むやみに外來語を多用するのは考えものだ
この問題を3月に提起したのは當時防衛相だった河野太郎行政改革擔當相。ロックダウン(都市封鎖)、オーバーシュート(爆発的患者急増)といった政府用語に「片仮名で言う必要があるのか」と苦言を呈した
腳本家の內館牧子さんは6月の本紙「明日も花まるっ!」で、「東京アラートよりも東京警報の方がずっと狀況を伝えられる」と小池百合子東京都知事の橫文字好きをチクリ。非常時には聞いただけ、文字を見ただけで意味が分かる言葉が大切―との指摘には改めてうなずかされる
流行語大賞には「あの時は…」と一年を振り返る意味もあるが、コロナはいま直面する危機だ。5~7日は全國の新規感染者が千人を超えた。中でも寒冷地の北海道、東北での感染者増が深刻となっている。本県も用心しなくては
立冬の昨日、近所で庭の雪囲い作業をする家族を見掛けた。タイヤ交換など冬支度が急がれる季節だ。暖房していても時々は換気が必要とされる。感染予防を徹底してこの冬を乗り切りたい。
https://www.sakigake.jp/news/article/20201108AK0007/
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■ノミネート語30(50音順)
No. ノミネート語
1.愛の不時著/第4次韓流ブーム
2.新しい生活様式/ニューノーマル
3.あつ森
4.アベノマスク
5.アマビエ
6.ウーバーイーツ
7.AI超え
8.エッセンシャルワーカー
9.おうち時間/ステイホーム
10.オンライン○○
11.顔芸/恩返し
12.カゴパク
13.鬼滅の刃
14.クラスター
15.香水
16.GoToキャンペーン
17.3密(三つの密)
18.自粛警察
19.Zoom映え
20.総合的、俯瞰的
21.ソーシャルディスタンス
22.ソロキャンプ
23.テレワーク/ワーケーション
24.時を戻そう(ぺこぱ)
25.Niziu(ニジュー)
26.濃厚接觸者
27.BLM(BlackLivesMatter)運動
28.PCR検査
29.フワちゃん
30.まぁねぇ~(ぼる塾)