皇太子こうたいし妃ひの雅子まさこさまは9日、52歳さいの誕生たんじょう日びを迎むかえられました。
雅子まさこさまは、誕生たんじょう日びにあたって文書ぶんしょで感想かんそうを寄よせられました。
皇太子妃雅子在本月9日迎來了她的52歲生日。在生日之際,她寫了篇文章,敘述了自己的感想。
冒頭ぼうとうで、戦後せんご70年ねんのことしを「一いち年ねんを通つうじて平和へいわの尊とうとさに思おもいを寄よせる大切たいせつな年としでした」と振ふり返かえるとともに、「自然しぜん災害さいがいが世界せかいの各地かくちで発生はっせいし、日本にっぽんでも、茨城いばらき県けん常つね総そう市しなどで尊とうとい人命じんめいが失うしなわれたことに心こころが痛いたみます」と述のべられました。
文章開頭,雅子回憶著戰後70周年的這一年的事情,寫道「今年是重要的一年,這一整年我都深感和平的可貴」,同時她還表示「這一年,自然災害在各地也時有發生,日本茨城縣常綜市等多地,許多人為此喪失了寶貴的生命,我對此表示十分痛心。」
その一方いっぽうで明あかるいニュースとして、去年きょねんに続つづき日本人にっぽんじんのノーベル賞しょう受賞じゅしょうが決きまったことや、ラグビーのワールドカップで日本にっぽん代表だいひょうが初はじめて3回かい勝利しょうりしたことを挙あげられました。
但另一方面,雅子也列舉了不少好消息。比如接連去年,日本國人在今年也榮獲了諾貝爾獎項,以及橄欖球世界盃大賽上日本代表團首次創下了三勝的戰果。
ことし10月じゅうがつに皇太子こうたいしさまと福島ふくしま県けん広野こうの町まちの県立けんりつ高校こうこうを訪おとずれたことについては、「震災しんさい前まえよりも一層いっそう輝かがやく福島ふくしま県けんにしたい、將來しょうらいふるさとに戻もどって地域ちいきのために貢獻こうけんしたい、という前向まえむきな気持きもちにあふれた高校生こうこうせいの言葉ことばに接せっし、嬉うれしく、また心強こころづよく思おもいました」とつづられました。
就今年10月份陪同皇太子訪問福島縣廣野町縣立高中一事,雅子則寫道「我接觸了一大批積極向上、朝氣蓬勃的高中生,他們心懷偉大的夢想,希望把福島縣建設得比災前更加美好,並渴望將來回到故鄉貢獻自己的力量。和他們交談之後,我感到非常高興,也感到信心倍增。」
また、この夏なつ、皇太子こうたいしさまと長女ちょうじょの愛子あいこさまと一緒いっしょに先さきの大戦たいせんに関かんするいくつかの催もよおしを訪おとずれたことに觸ふれ、「戦爭せんそうの悲慘ひさんさと平和へいわの尊とうとさに改あらためて思おもいを深ふかく致いたしました」と語かたるとともに、愛子あいこさまについて、「戦爭せんそうの歴史れきしや、戦後せんごの荒廃こうはいの中なかから日本にっぽんがどのように復興ふっこうを遂とげてきたかについて、関心かんしんを持もって學まなび、理解りかいを深ふかめてくれたものと感かんじています」と記しるされました。
此外,今年夏天,雅子與皇太子及長女愛子一同參加了好幾個戰爭展會。雅子對此表示「對於戰爭的慘烈與和平的可貴我有了更深刻的認識。」同時,有關女兒愛子,她寫道「女兒懷著高度的關心去學習關於戰爭的歷史以及日本是如何從戰後的荒廢走向復興,隨著理解的加深,有了新的體會。」
そして、「本年ほんねんが、先さきの大戦たいせんで亡なくなられた多おおくの方々かたがたに思おもいを寄よせ、各國かっこくとの友好ゆうこうと平和へいわを心こころから願ねがい、これからもより良よい日本にっぽんを築きずき、次つぎの世代せだいに引ひき継ついでいくための努力どりょくを続つづける上うえでの大切たいせつな節目ふしめになったのではないかと思おもっています」と述のべられました。
最後,雅子記述道:「今年是重要的一年,在這一年中,我們向戰爭中逝去的生命寄去哀思,由衷祈求著世界各國的友好和平,我們懷著期望,努力去建設一個更好的日本,並期待這份努力的精神可以不斷延續到下一代。」
翻譯:錢柯笛