新版の「中日交流標準日本語」
北京市で16日、數多くの日本語學習者をサポートし続けてきた日本語テキスト「中日交流標準日本語」の出版30周年を記念する座談會セミナーが開かれた。人民網が伝えた。
16日,有著千萬讀者的《中日交流標準日本語》出版30周年座談會暨研討會在京舉行。人民網報導。
挨拶する人民教育出版社の黃強社長。
人民教育出版社社長黃強致辭
人民教育出版社の黃強社長は挨拶で、「今年は中日平和友好條約締結40周年の年にあたるだけでなく、中國の改革開放40周年の年でもある。中國が外國に対する扉を開いて間もなかった1980年代初期、光村図書出版株式會社は初めて中國側と業務協力のチャンスを模索した日本の出版社だった。その後30年間にわたり発展を続けた『標準日本語』は數多くの読者を惹きつけ、中日両國の文化交流促進において積極的な役割を果たしてきた」とした。
人民教育出版社社長黃強在致辭中表示,今年是《中日和平友好條約》正式締結的40周年,也是我國改革開放正式啟動40周年。上世紀80年代初期,中國國門剛剛開啟不久,光村圖書出版株式會社就敏銳地意識到中日出版合作的廣闊前景,成為第一批來華尋找合作機遇的日本出版企業。經過30年的不斷發展,《標日》吸引了上千萬名讀者學習日本語言和日本文化,對促進中日間文化交流起到了積極的作用。
挨拶する光村図書出版株式會社の小泉茂社長。
日本光村圖書出版株式會社社長小泉茂致辭
また日本の光村図書出版株式會社の小泉茂社長も、「今年は日中平和友好條約締結40周年の年にあたり、『標準日本語』もその出版から30周年を迎えた。『標準日本語』の編纂には、日中友好交流への期待と願望が込められており、先人たちが30年以上かけて深く交流を続けてきた歴史と成果がこのテキストには集約されていると言っても過言ではない」とした。
日本光村圖書出版株式會社社長小泉茂表示,今年是日中和平友好條約締結40周年,在這一值得紀念的年份,《標日》也迎來了出版30周年,這並不是偶然。《標日》編撰之初便已經包含了日中友好交流的美好願望,而也正是前人們30年多年來深入交流的歷史和成就匯聚成了《標日》。
「標準日本語」が30年もの長きにわたり、常にベストセラーとなっているそのコアとなる競爭力はどこにあるのだろうか?その點について、黃社長は、「中日交流標準日本語」がゼロから日本語を獨學する人々をその対象としていることにあるとしている。同テキストのコアはその學習內容にあり、內容はシンプルで學びやすくまとめられており、教材として利用するのに適しているだけでなく、獨學する學習者にとっても學びやすいテキストとなっている。その上、同テキストの內容は時代の流れと共に発展しており、その學習スタイルもノートPCやスマホの普及にともない進歩している。90後(1990年代生まれ)や00後(2000年代生まれ)を中心とする読者の學習スタイルに合わせ、人民教育出版社は2013年には「新版 標準日本語」の電子ブックアプリをリリースし始め、現在までにすでに延べ417萬人がダウンロードしている。
《標日》歷經三十年暢銷不衰,其核心競爭力到底在哪兒?對此,黃強在接受記者採訪時表示,將《中日交流標準日本語》定位為「零基礎」的社會日語自學者讀本是制勝法寶。《標日》的核心體現在內容,內容簡潔易學,不僅適合做教材也適合自學,這得益於強大的日本專家團隊和專業的編輯們。三十年來,《標日》已經成長為配套齊全、系列完整的資源體系。此外,《標日》不僅內容與時俱進,學習形式也隨著平板電腦、智慧型手機的普及不斷進步。為了迎合90後、00後的主流讀者的學習方式,人教社於2013年開始上線新版《標日》的電子書App,實現便攜化的同時,學習者也可以隨時隨地進行互動練習。據悉至今已經有417萬人次下載使用。
「私と標準日本語」エッセーコンテストと日本語書道大會特等賞受賞者に賞を授與する黃強社長と小泉茂社長。
人民教育出版社社長黃強、日本光村圖書出版株式會社社長小泉茂為「我與標日的故事」徵文、日文書寫大會特等獎獲獎者頒獎
「私と標準日本語」のエピソードを披露する陳強さん。
「我與標日的故事」徵文特等獎獲得者、讀者和教師代表陳強講述自己的《標日》故事
「標準日本語」出版30周年を記念して、人民教育出版社は「私と標準日本語」と題したエッセーコンテストや日本語書道大會といった一連のイベントを展開している。コンテストの特等賞受賞者の一人で読者代表でもあり、また「標準日本語」の教師代表でもある陳強さんは同日、「私と標準日本語」のエピソードを披露した。陳さんの大學時代の専攻は法學部だったが、日本語に高い関心を抱いていたため、第二外國語に選択。その後、陳さんは日本語専攻の修士課程に進んだばかりか、さらには修士卒業後、日本語教師の職に就き、優秀な學生を數多く育成してきた。また教師として指導を行うだけでなく、直木賞を受賞した朝井リョウのデビュー作「桐島、部活やめるってよ」など優れた文學作品の翻訳に數多く関わっている。
圍繞慶祝「標日」出版30周年,人教社開展了一系列活動,如「我與標日的故事」徵文、日文書寫大會等。大賽特等獎獲獎者之一、讀者代表,同時也是《標日》的教師代表陳強在現場講述了自己與《標日》的故事。陳強本科專業是法學,但因為對日語無法割捨的強烈興趣,將日語作為第二外語學習。通過不斷努力,陳強最終不但考上日語專業研究生,更在碩士畢業後成為了一名日語教師,培養出很多優秀的學生。除了教書育人外,他還翻譯了直木獎獲獎者朝井遼的出道作《聽說桐島要退部》等多部優秀文學作品。
小泉社長は、「標準日本語」で日本語を學んだ陳さんが、日本語を職業としていることに非常に感銘を受け、今後は日本にもこのような優れた中國語の教材が現れ、中國語を學び、それを職業スキルとするような人々が現れてほしいとその思いを語った。
對此,小泉表示,看到陳強這樣通過《標日》學習日語,並將日語作為職業的學習者非常感動,希望今後日本也有這樣學習中文的教材,也有學中文並將此作為職業技能的案例。
會場に展示された歴代の「中日交流標準日本語」
《中日交流標準日本語》歷年產品展示
1980年代に中日交流の促進をめざし、人民教育出版社と光村図書出版株式會社が共同編集した「中日交流標準日本語」は、1988年の出版當初からの発行部數が延べ1500萬部に達しており、その読者數は1千萬人を突破している。(編集TG)
上世紀80年代,為促進中日交流,人民教育出版社與日本光村圖書出版株式會社合作編寫了《中日交流標準日本語》。自1988年出版以來,累計發行近1500萬套,讀者數量突破一千萬人。
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本文來源:人民網-日本頻道