山やまの日ひの10日にち、日本にほん百名山ひゃくめいざんの一ひとつで、かつては女人にょにん禁制きんせいとされていた栃木県とちぎけん日光市にっこうしの男體山なんたいさんに、県內けんないの54歳さいの女性じょせいが、女性じょせいとして初はじめてとなる200回かい目めの登頂とうちょうを果はたしました。
栃木県とちぎけん日光市にっこうしの中禪寺ちゅうぜんじ湖畔こはんにそびえる標高ひょうこう2486メートルの男體山なんたいさんは、山嶽さんがく信仰しんこうの山やまとしてかつては女人にょにん禁制きんせいとされていましたが、明治めいじ以降いこうは男女だんじょを問とわず登山とざんできるようになりました。
登山者とざんしゃの受うけ付つけをしている神社じんじゃが登山とざん屆とどけの記録きろくを取とっていて、10日にちは栃木県とちぎけん小山市おやましの荒井あらいまゆみさん(54)が、女性じょせいとして初はじめて男體山なんたいさんの200回かい目めの登山とざんに挑戦ちょうせんしました。
ふもとの神社じんじゃを午前ごぜん6時じに出発しゅっぱつした荒井あらいさんは、疲つかれた様子ようすも見みせずに一歩ぽ一歩ぽ、足あしを前まえに進すすめ、およそ4時間じかんかけて山頂さんちょうにたどりつきました。
荒井あらいさんが男體山なんたいさんに初はじめて登のぼったのは平成へいせい21年ねんで、10年ねん餘あまりかけて達成たっせいした200回かい目めの登頂とうちょうの節目ふしめに「山やまの日ひ」を選えらんだということです。
荒井あらいさんは「いろいろな人ひとの支ささえでここまで來こられました。次つぎは、男女だんじょともに誰だれもやっていない男體山なんたいさんの8日にち連続れんぞく登山とざんに挑戦ちょうせんしたいです」と話はなしていました。
あわせて読みたい
「女性に対する暴力撤廃の國際デー」ヨーロッパ各地でデモ
女性議員の割合 世界全體では25年で倍増 日本は最低水準
「映畫が描く女性 リーダー少なく性的対象に」 NGOが指摘
※ プログラムでふりがなを付つけているので、間違まちがっている場合もあります。