Wechatのステッカーとは?
LINEのスタンプに相當するWechat(ウィチャット)のステッカー。いまやコミュニケーションの中で欠かせない存在である。
LINEスタンプは有料のものが多いのに対して、Wechatステッカーはほとんどが無料で入手できる。またもし利用者があるステッカーに特に気に入った場合、そのデザイナーに報酬を払うこともできる。このため一般のデザイナーや企業がWechatのギャラリーを通してステッカー製作で稼ぐことも可能なシステムになっている。
WeChatに初めて登場したステッカーは、2011年のモノクロ線畫「兔斯基(Tuzki)」というステッカーだったといわれる。北京放送大學の大學生が2006年にデザインしたこのウサギのキャラクターは、現在FacebookやLINEでも人気のスタンプとして使われている。動きが大きいというのが魅力だとされている。
兔斯基(Tuzki)
今の人気ステッカー
どんな話題になっても使えるステッカー、「キノコ頭(蘑菇頭)」。
広く使われている「キノコ頭」
広く使われている「キノコ頭」だが、表情の部分は誰がモデルで、何が元ネタなのか、今ではだれもはっきりと言えなくなってしまった。多くは中國のバスケットボール選手・姚明(ヤオミン)、歌手・ジャッキーチュン(張學友)、韓國の俳優・チェソングク(崔成國)の顔をモデルとして製作されたものだが、特に人気なのは、デザイン會社・蚊子動漫が製作した「キノコ頭」のステッカーシリーズだ。
蚊子動漫が製作した「キノコ頭」
犬の中でも表情が豊かな犬種として名高い柴犬。ステッカーギャラリーにもこの種類が多い。キュートで癒し系もあるが、柴犬のさまざまな面白い表情の寫真にセリフをつけたシュール系のものもある。
柴犬に関するステッカー
デザイナー・慕容嗷嗷が製作した「やかまし屋の貓(嗷大喵)」というネコのキャラクターもよく見かけるステッカーだ。日常會話篇だけでなく、方言、季節、行事、ダイエットなど、様々なテーマがあるので使えるシーンが多い。デザイナーによると、嗷大喵は「率直すぎてよく頭が変だと思われている」ネコだ。
「やかまし屋の貓」のお年玉篇
「やかまし屋の貓」の戀人篇
「やかまし屋の貓」の東北方言篇
このいつも正座している、白くて丸っこいキャラクターは、デザイナー・鐘超能が製作した「お利口さん(乖巧寶寶)」だ。発表されてからの2年間で「お利口さん」のシリーズステッカーは1億5000萬回ダウンロードされ、利用者からの報酬などによって収入は50萬元(約862萬円)を超えたという。
ステッカー「お利口さん」
デザイナー・劉阿圓が製作した「カモの劉ちゃん(小劉鴨)」はふわふわと柔らかいカモ。「劉ちゃん」は明るい性格で、このステッカーを使うと気持ちもよくなる気がする。
ステッカー「カモの劉ちゃん」
今日本にも「長草くん」の名前で進出している「長草顔団子」。頭に葉っぱの生えた白い団子のイメージで、可愛いタイプのキャラクターだ。WeChatステッカーになったのは2015年8月で、現在さまざまなグッズや、大手企業とのコラボも続々と登場している。
ステッカー「長草くん」
あなたが一番お気に入りのWechatステッカーは?