白熊カフェ
第五話
みんなのパフェ
パンダ:こんにちは。白熊君?どうしたの?何か考えこと?
熊貓:你好。白熊君?怎麼了?在考慮啥?
白熊:これ。
白熊:這個。
パンダ:お団子?
熊貓:糰子嗎?
白熊:なんで信號って赤、青、黃色の三色なのか考えてた。
白熊:在考慮為什麼信號燈是紅色、綠色、黃色三種顏色呢?
パンダ:そうなんだ。
熊貓:這樣啊。
笹子:違うよ、パンダ君。白熊さん、カフェのスベシャルメニューを考えてるんだよ。
笹子:不是的哦,熊貓君。白熊先生在思考咖啡廳的特別菜單呢。
パンダ:スベシャルメニュー?
熊貓:特別菜單?
ペンギン:また実技落とされちゃったよ。
企鵝:我實踐考試又失敗了。
パンダ:実技?
熊貓:實踐考試?
白熊:ああ、自動車教習所ね。
白熊:啊,汽車駕校呢。
ペンギン:大體あの教官細かすぎなんだよ。
企鵝:大概是那個教官太過於細緻了。
笹子:どう細かいんですか?
笹子:怎麼樣細緻呢?
ペンギン:いやね、キョロキョロしないでまっすぐ前を見ろ、とか。慌てすぎるな、とか。ハンドルを握る時には、手をバタバタさせるな、とか。
企鵝:不呢,一會兒說不要東張西望的,直接看前面,一會兒說我太過緊張了,一會兒說拿好方向盤的時候手不要來回扇。
笹子:それはダメなんじゃないですか?
笹子:他說的也沒錯的吧?
ペンギン:あの教官のおかげで、いつまでたってもペンコさんをドライブデートに誘えないよ。
企鵝:因為那個教官,害我一直都不能請企子小姐出來兜風約會。
白熊:デート?
白熊:約會?
パンダ:それはテント、それは弁當、それは電燈、それは剣道。
熊貓:那是帳篷,那是便當,那是電燈,那是劍道,是約會哦。
ぺんぎん:デートだってば!どうやったら、彼女のハートを射止めることができるんだろう。
企鵝:是約會哦,到底怎麼樣才能俘獲她的放心呢?
白熊:射止める?
白熊:俘獲?
ペンギン:白熊君なら、どうする?
企鵝:白熊君的話,怎麼辦呢?
白熊:待つ。
白熊:等著。
ペンギン:待つの?
企鵝:等著嗎?
白熊:うん、ひたすら待つね。
白熊:嗯,一直等待就好了。
ペンギン:へえ?なんか大人だね。
企鵝:哎?像大人一樣呢。
白熊:そうこれができないと、大人になれない。
白熊:這樣的做不到的話,不可能成為大人的啊。
パンダ:あれない?
熊貓:不會?
白熊:ひたすら、待って、待って、待って。出てきたところを〜
白熊:一直等著,等著,等著,它出頭的時候……
ペンギン:射止めてないよ!それじゃ仕留めちゃうよ!白熊君、ちゃんと考えてよ!
企鵝:那不是俘獲芳心,那是殺死獵物啦。白熊君,好好再想一想吧!
白熊:ペンギンさん見てて思ったんだけど。
白熊:企鵝先生看到你我想起來了。
ペンギン:えっ?何?
企鵝:哎?什麼?
白熊:笹子さん、パフェフェアーはどうかな?
白熊:笹子小姐,帕菲展覽會怎麼樣了?
笹子:パフェですか?いいですね。
笹子:帕菲嗎?好的呢。
ペンギン:何それ?デートと全然関係ないよね。どこをどうすれば、そうなるの?
企鵝:那是啥?和約會完全沒關係呢。怎麼想到那裡的啊?
笹子:さっきまでスベシャルメニューの話をしてたんですけど。なかなか決まらなくて。
笹子:剛才一直在討論特別菜單的啊,一直沒有決定。
ペンギン:スベシャルメニューでパフェ?
企鵝:特別菜單的帕菲?
パンダ:僕パフェ好き。
熊貓:我喜歡帕菲。
笹子:パフェはいいですけど。パフェフェアーて、なんか言いづらいですよね。
笹子:帕菲很好呢,帕菲展覽會怎麼說有點難啊。
白熊:いや、全然大丈夫。よし、決まり。パヘヘアーにしよう。
白熊:不,完全沒問題啊。好的,決定啦,做パヘヘアー吧。
ぺンぎン:言えてないよね。
企鵝:說錯了吧。
白熊:イチゴパフェ、バナナパフェ、チョコパフェ。間違いはないけど、フェアなのに定番だけじゃつまらない。
うん、スベシャルなパフェか?
白熊:草莓帕菲,香蕉帕菲,巧克力帕菲。
マンドリル:白熊さん、パフェフェアーをするんですよね?メニューは決まりましたか?
山魈:白熊先生,是不是要辦帕菲展覽會啊?菜單定好了嗎?
白熊:今検討中。
白熊:現在在商量中。
マンドリル:だったら、マンドリルパフェはどうですか?
山魈:所以,山魈帕菲怎麼樣?
白熊:それ、何?
白熊:那個是什麼?
マンドリル:マンドリルなパフェです。それはもう、すごい迫力なんです!
山魈:山魈的帕菲啊。這樣的話,是不是很有感染力?
白熊:パフェに迫力はいらないかな。うん、スベシャルなパフェね。
白熊:帕菲不用感染力。嗯,特殊的菜單啊。
ラマ:白熊さんじゃないですか?
大羊駝:這不是白熊先生嗎?
白熊:ああ、ラマさん。
白熊:啊,大羊駝先生啊。
ラマ:こんにちは。聞きましたよ。
大羊駝:你好,我聽說了哦。
白熊:何を?
白熊:什麼?
ラマ:パフェフェアーをやるんですよね?素敵なパフェを思いついたんですよ。パフェなのに、とってもヘルシーなんです。
大羊駝:是要辦帕菲展覽嗎?我想到了很棒的帕菲啦,雖然是帕菲,但是很有營養。
白熊:いいね、どんなの?
白熊:好的呢,什麼樣的?
ラマ:自信作ですよ。草、大盛りパフェです。どんなパフェかというですね。お皿の上に草がのっていてですね。
大羊駝:我很自信的作品哦。用大份的草做的帕菲。什麼樣的帕菲呢。在盤子上方很多草。
白熊:お皿?
白熊:盤子?
ラマ:その上に水煮の草が、のっていていてですね。更にその上に覆いかぶさるように産地直送の草がのるんです。
大羊駝:那上面放好水煮的草,再上面放上產地直送的草。
白熊:いや、それすでにパフェじゃないし、どっちかっていうとサラダかな。
うん、スベシャルなパフェ〜
白熊:不,那不是帕菲,非要說的話,是沙拉吧。
ゾウガメ:白熊さん、ここです。待って!話があるから〜
象龜:白熊先生,在這裡哦,等等我,我有話說。
白熊:どうしたの?ゾウガメさん。
白熊:怎麼了?象龜先生。
ゾウガメ:パフェ〜パフェ。
象龜:展~展~
白熊:パフェフェアー?
白熊:帕菲展覽會?
ゾウガメ:甲羅パフェは?
象龜:甲殼帕菲怎麼樣?
白熊:甲羅パフェ?食べづらいかな。
うん、スベシャルなパフェ〜何がいいかな?
白熊:甲殼帕菲?吃起來很難呢。
嗯,特別的帕菲呢,什麼好呢?
小食蟻獣:白熊さん。
小食蟻獸:白熊先生。
白熊:あっ、小食蟻獣君。
白熊:啊,小食蟻獸君。
小食蟻獣:すごいパフェを、すごいパフェを考えました。
小食蟻獸:我想到了很厲害的帕菲哦。
白熊:どんなパフェ?
白熊:什麼樣的帕菲?
小食蟻獣:それはもうすごいトッピングで!ビジュアルは黒胡麻的ですが。すごく、うごめいている。
小食蟻獸:這是最好的帕菲哦,視覺上看起來像是黑芝麻的。很厲害哦,蠕動的呢。
白熊:いや、それは、いいかな。
白熊:不,那還是算了。
小食蟻獣:だから、めちゃくちゃ、生き生きと、うごめいている、黒胡麻的トッピングの〜
小食蟻獸:所以說,亂七八糟,很生動的,蠕動著的,像黑芝麻的最好的哦。
白熊:うん、和のテイストもいいけど〜
白熊:嗯,和風的口味也很好。
ぺんぎン:どうしたの?白熊君。
企鵝:怎麼?白熊君。
白熊:早く、パフェフェアーのメニュー考えないと、みんなが暴走してるから。
白熊:要不早點決定帕菲展覽會的話,大家都要暴走了。
パンダ:暴走?
熊貓:暴走?
ペンギン:スベシャルメニューだけに、みんな結構、楽しみにしてるんだね。
企鵝:特殊的菜單啊,大家都很期待呢。
パンダ:はいはい!僕にいいアイディア。
熊貓:我有一個很好的主意。
笹子:はい。
笹子:好的。
パンダ:これ、これ、竹パフェ。
熊貓:這個,這個,竹子帕菲。
笹子:パンダ君に聞いて、作ってみました。
笹子:聽熊貓君說的,作的。
パンダ:すごいでしょ?竹ゼリーに笹クリームをのせて、新鮮あ笹と竹の子をトッピングした上に、刻んだ竹がいっぱい、のっかってるの。
熊貓:很厲害對吧?竹子果凍放在竹葉奶油上,新鮮的竹葉和竹筍放在上面,再放上竹條。
ペンギン:すごく緑色なパフェだね。
企鵝:好綠的帕菲啊。
白熊:パンダ君以外、食べないかも。
白熊:除了熊貓君,沒人吃吧。
パンダ:そう?こんなに美味しそうなのに?
熊貓:真的餓嗎?這麼美味的呢。
ぺんぎン:刻んだ竹が口に刺さりそうだよ。パンダ君、パフェって言えば、なんでもパフェだと思ってるでしょ。任せておけないよ。よし、ここは僕のアイディアを〜イワシパフェ、DHAたっぷり、頭も良くなる。駄目?じゃあ、今からだと、旬な味とかでも、いいと思うよ。
企鵝:竹條會戳嘴的哦。熊貓君,說起帕菲的話,什麼都可以做成帕菲的嗎?太隨意了吧。好了,現在說我的帕菲的主意吧。沙丁魚帕菲,有很多DHA,對腦子也很好的了。不行嗎?那麼,現在開始,也可用鮮鰺魚。
白熊:魚から離れようよ。なんでいうか、それ、パフェっていうより。
白熊:還是放棄魚吧。怎麼說呢,這個與其說是帕菲……
笹子:お灑落なお刺身?あっ、こういうのは、どうでしょうか?
パンダパフェ、パンダの頭はバニラアイスで耳や顔はチョコレートです。
笹子:很好吃的刺身。啊,這樣的行不行?
熊貓帕菲,熊貓的頭是香草冰淇淋做的,耳朵和臉是巧克力。
パンダ:わあ〜パフェに成っても、パンダって、やっぱり可愛いね。
熊貓:哇~做成帕菲了,熊貓也是很可愛的呢。
笹子:熊熊パフェ。バニラとコーヒーアイスで作ってみました。
笹子:熊熊帕菲。香草和咖啡冰淇淋做的。
パンダとペンギン:いいね。
熊貓和且:好的呢。
笹子:南極パフェ。かき氷で氷山をイメージしました。
笹子:南極帕菲,用刨冰作的冰山的感覺。
客1:すごい。
客人1:好厲害。
客2:可愛い!
客人2:可愛!
客1:新商品ですか?
客人1:新商品嗎?
笹子:いや、試作品です。よかったら、どうぞ。
笹子:不,是試作品哦,如果可以的話,請用。
客1:えっ?いいんですか?
客人1:哎?這樣好嗎?
客1と客2:では、いただきます〜
客人1和客人2:那麼,我開動了。
客2:まずはパンダさんから。
客人2:首先從熊貓先生開始。
客1:じゃあ、ペンギンさんも。
客人1:那麼,企鵝。
客2:じゃあ、白熊さんも!この鼻のとこ、食べちゃおうかな。
客人2:那麼白熊,從鼻子吃起來吧。
客1:ひどい、私も、えい。これ、絶対お店で出してくださいね。
客人:真無情啊,我也是,哎,這個店裡一定要出哦。
笹子:よかった、大人気です。
笹子:太好啊,好有人氣啊。
パンダとペンギンと白熊:そうだね。
熊貓和企鵝和白熊:這樣啊。
ぺんぎン:ちょっと、聞いてよ、また今日も落とされたよ。
企鵝:等一下,聽我說啊,今天我又失敗了。
客:すみません、お水ください!
客人:不好意思,給我水吧。
ペンギん:いつも以上に大繁盛じゃない?どうしたの?
企鵝:比一般時候更熱鬧呢,為什麼啊?
パンダ:新メニューのフェアが大人気らしいよ。
熊貓:好像是因為新菜單的展覽很有人氣。
ペンギン:ああ、パフェフェアー?
企鵝:啊,帕菲展覽會?
パンダ:ううん、ワンプレートランチフェア。
熊貓:不是哦,是平盤午餐展覽會哦。
ペンギン:パフェじゃないだな。
企鵝:不是帕菲啊。