中國語でがんばれを意味する「加油」を英語に直訳した「add oil」がこのほど世界で最も権威ある英語辭典「オックスフォード英語辭典」(OED)に収録されたというニュースが17日夜、微博(ウェイボー)で話題を集め、多くのネットユーザーを興奮させている。
臺灣メディアは14日、臺灣東呉大學英語學部の曾泰元準教授の文章を掲載し、「OEDが3ヶ月に1度の更新をこのほど実施し、その更新でおよそ1400の新しい単語が収録された。その一つが『add oil』だ」とした。
OEDは、「『add oil』は、香港地區から使われ始めた英語表現で、勵ましや激勵、応援の意。英語の『go on!』や『go for it!』に相當する」と解説している。
中國語の「加油」を英語に直訳した「add oil」は、元々は中國語を無理やり直訳したデタラメな英語表現であり、英語の教師からは批判され、間違いと指摘される類の英語表現だった。しかしその後、巷で流行し、ついには世界で最も権威ある英語辭典「OED」にまで収録され「合法的地位」を得るとはだれが予想したことだろう?
その他にも実は結構収録されている中國語由來の英単語実はこれ以外にも実は辭書に収録されている中國語由來の英単語は結構あることを知っているだろうか?ここではその代表的な単語をピックアップしてみよう。
薄い皮に豚ひき肉やキャベツ、ニラなどの具を三日月型に包んで作る日本でもおなじみのギョーザ。焼いたり、揚げたり、茹でたりとその調理法もバラエティに富んでいる。
社交的なつながりや影響力のある人間関係のことで、ビジネスなどの取引に役立つ。 武術を得意とする中國伝統の俠客が登場する中國の小説または映畫ジャンルの一つ。主人公は通常、超人的な武術を身につけている。 中國政府が発行する公的書類で、特定地域の合法的な住民であることを証明できる日本の戸籍に相當する証明文書。 日本語では「クコ」。食用の赤い実で、中國では広く栽培され、ビタミンを豊富に含んでいる。この他にも、「feng shui」(風水)や「土下座」を意味する「kowtwo」(叩頭)、伝統的な民家が建ち並ぶ細い路地を指す「hutong」(胡同)なども収録されている。
英語表現では、久しぶりという意味の「long time no see」(好久不見)、面目を失うという意味の「lose face」(丟臉)、さらに、あまり知られてはいないものの、ピジン英語で、できないという意味の「no can do」(做不到)などがある。
また4年前には、OEDが、成金を指す中國語の「Tuhao(土豪)」や「おばさん」を指す「dama(大媽)」などの収録を検討したことも話題になった。結局収録されることはなかったものの、こうした単語が今後OEDに収録される可能性は誰も否定できないだろう。
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