本文轉自 日語書店
之前我們一起學習了《金太郎》《桃太郎》的故事,今天我們就來看看「日本三大太郎」中的另一個——浦島太郎的故事!
浦島太郎是日本三大太郎其中之一,浦島太郎的故事最早記載於八世紀初的《丹後國風土記》、《日本書記》第十四卷。在《萬葉集》第九卷中也記載了高橋仲麻侶所詠唱的一首關於"水之江的浦島之子"之歌。如今我們所熟知的浦島太郎的故事是出自日本古典著作「浦島的故事」的改編版。
《浦島太郎の物語》概述:
故事大致講的是:「浦島太郎是一位善良的漁民,一日他從一群頑童手裡救出了一隻巨大的烏龜,並將烏龜放生於海中。不久後烏龜前來報恩,馱著他到海底龍宮遊玩,浦島太郎受到美麗的龍宮女神的熱情款待。在龍宮享受了三年曼舞輕歌的生活後,浦島太郎因想念自己的家鄉而辭別龍宮準備回家,臨行前龍宮女神贈他一個玉匣子,告訴他千萬不能打開,他答應了。浦島太郎回到從前的家鄉,發現一切已經變得面目全非,打聽之後才知道在龍宮三年,而人世已經過了七百年,悲傷感慨之餘他打開了龍宮女神所贈的玉匣子,一股青煙升起,剎那間他就從英俊的少年變成一個白髯老翁」。
有人說《柳毅》和《浦島太郎》是朋友,那麼日本八世紀的《浦島太郎》和中國八世紀(唐朝)的《柳毅傳》有什麼關係呢?
《柳毅傳》概述:
柳毅傳寫的是一個愛情神話故事。在唐代儀鳳年間,有個落第書生柳毅,在回鄉途中路過涇陽,遇見龍女在荒野牧羊。龍女向他訴說了受丈夫涇川君次子和公婆虐待的情形,託柳毅帶信給她父親洞庭君。柳毅激於義憤,替她投書。洞庭君之弟錢塘君聞知此事,大怒,飛向涇陽,把侄婿殺掉並吞下,救回了龍女。錢塘君深感柳毅為人高義,就要把龍女嫁給他,但因言語傲慢,遭到柳毅的嚴詞拒絕。其後柳毅續娶範陽盧氏,實際是龍女化身。他倆終於成了幸福夫婦。
浦島太郎的故事隱秘而又讓人回味,而且故事背景貼近大和民族的日常生活習俗,日本自古就是漁業民族,這種「靠天吃飯」的生存方式是他們對大自然的敬畏,這種敬畏的載體後來慢慢轉向了對鬼神的敬畏。
而貧苦的人民總是憧憬這「不勞而獲」的生活和能與鬼神「通靈」的途徑,兩個不同的民族都有同樣的思維方式和精神寄託。所以無論是《柳毅傳》還是《浦島太郎》都是人民對最基本的道德品質的傳揚。兩篇作品在創作時間、故事結構、人物設計上雖有重疊,但在細節之處仍有差別。所以說兩篇作品之間應該沒有抄仿的關係。
書歸正文,下面就讓我們一起走進浦島太郎的故事吧!
むかしむかし、ある村むらに、心こころのやさしい浦島うらしま太郎たろうという若者わかものがいました。
浦島うらしまさんが海辺うみべを通とおりかかると、子こどもたちが大おおきなカメを捕つかまえていました。
そばによって見みてみると、子こどもたちがみんなでカメをいじめています。
很久很久以前,在某一個小村莊裡,有一位年輕人名字叫做浦島太郎。一天浦島太郎從海邊路過的時候,看到孩子們抓到了一隻大烏龜。他走近一看,這些孩子們正在欺負這隻大烏龜。
「おやおや、かわいそうに、逃にがしておやりよ」
「いやだよ。おらたちが、やっと捕つかまえたんだもの。どうしようと、おらたちの勝手かってだろ」
浦島太郎喊道:「哎呀哎呀,真可憐,把它放生了吧。」
可頑皮的孩子們卻說:「這是我們好不容易抓到的,想怎麼欺負它,就怎麼欺負它!」
見みるとカメは涙なみだをハラハラとこぼしながら、浦島うらしまさんを見みつめています。
浦島うらしまさんはお金かねを取とり出だすと、子こどもたちに差さし出だして言いいました。
「それでは、このお金かねをあげるから、おじさんにカメを売うっておくれ」
「うん、それならいいよ」
浦島太郎看到這時的大烏龜正流著眼淚望著自己。於是浦島太郎就拿出來一些金子,對孩子們說:「這樣吧,我給你們錢,你們把大烏龜賣給我吧!」
孩子們說:「這樣的話,那好吧!」
こうして浦島うらしまさんは、子こどもたちからカメを受うけ取とると、
「大丈夫だいじょうぶかい?もう、捕つかまるんじゃないよ」
と、カメをそっと、海うみの中なかへ逃にがしてやりました。
這樣浦島就從孩子們手中救出了大烏龜,浦島對著大烏龜說:「沒事吧!?以後不要再被人抓到了!」,隨後就將大烏龜放生大海了。
さて、それから二に、三さん日にちたったある日ひの事こと、浦島うらしまさんが海うみに出でかけて魚さかなを釣つっていると、
「・・・浦島うらしまさん、・・・浦島うらしまさん」と、誰だれかが呼よぶ聲こえがします。
「おや?誰だれが呼よんでいるのだろう?」
「わたしですよ」
すると海うみの上うえに、ひょっこりとカメが頭あたまを出だして言いいました。
兩三天後,浦島去出海釣魚就聽見有誰在喊:「浦島!浦島!」
浦島說:「是誰在喊我!」
「是我啊!」
這時海面上突然就冒出來一隻大烏龜說道。
「このあいだは助たすけていただいて、ありがとうございました」
「ああ、あの時ときのカメさん」
「はい、おかげで命いのちが助たすかりました。ところで浦島うらしまさんは、竜宮りゅうぐうへ行いった事ことがありますか?」
「竜宮りゅうぐう? さあ? 竜宮りゅうぐうって、どこにあるんだい?」
「承蒙您上次的救助,真是太感謝了!」
浦島太郎說道:「啊哦,原來你是我救的那隻大烏龜啊!」
大烏龜說:「是的,多虧您救了我的命啊。說到這兒,浦島先生您去過龍宮嗎?」
浦島說:「龍宮!龍宮這種地方真的存在嗎?」
「海うみの底そこです」
「えっ? 海うみの底そこへなんか、行いけるのかい?」
「はい。わたしがお連つれしましょう。さあ、背中せなかへ乗のってください」
カメは浦島うらしまさんを背中せなかに乗のせて、海うみの中なかをずんずんともぐっていきました。
大烏龜說:「龍宮在大海的深處。」
浦島說:「哇~大海的深處啊~我能去嗎?」
大烏龜說:「可以的,我帶您去啊。那麼、請坐到我背上來吧!」
於是大烏龜馱著浦島,迅速潛入了海中。
海うみの中なかにはまっ青さおな光ひかりが差さし込こみ、コンブがユラユラとゆれ、赤あかやピンクのサンゴの林はやしがどこまでも続つづいています。
「わあ、きれいだな」
浦島うらしまさんがウットリしていると、やがて立派りっぱなご殿てんへ著つきました。
「著つきましたよ。このご殿てんが竜宮りゅうぐうです。さあ、こちらへ」
海底照射著藍色的光,飄飄搖搖的大海帶和紅色的珊瑚林到處都是。
浦島不禁感嘆道:「真漂亮啊!」
浦島陶醉於其中的景色,與此同時他們也來到了一座氣派的宮殿面前。
大海龜說:「我們到了,這裡就是龍宮了,請跟我來。」
カメに案內あんないされるまま進すすんでいくと、この竜宮りゅうぐうの主人しゅじんの美うつくしい乙姫おとひめさまが、色いろとりどりの魚さかなたちと一緒いっしょに浦島うらしまさんを出迎でむかえてくれました。
「ようこそ、浦島うらしまさん。わたしは、この竜宮りゅうぐうの主人しゅじんの乙姫おとひめです。このあいだはカメを助たすけてくださって、ありがとうございます。お禮れいに、竜宮りゅうぐうをご案內あんないします。どうぞ、ゆっくりしていってくださいね」
大烏龜帶領著浦島進入宮殿後,龍宮的主人,龍宮女神帶著五顏六色的小魚一起來迎接浦島了。
「歡迎你,浦島先生,我是龍宮的女主人。之前你救助了大烏龜,我也要謝謝你,作為回報,我帶你在龍宮遊玩吧,請在這裡好好享受吧。」
浦島うらしまさんは、竜宮りゅうぐうの広間ひろまヘ案內あんないされました。
浦島うらしまさんが用意よういされた席せきに座すわると、魚さかなたちが次つぎから次つぎへと素晴すばらしいごちそうを運はこんできます。
ふんわりと気持きもちのよい音楽おんがくが流ながれて、タイやヒラメやクラゲたちの、それは見事みごとな踴おどりが続つづきます。
ここはまるで、天國てんごくのようです。
浦島來到了龍宮的大廳。
他入座後,蝦兵蟹將們就一個一個的呈上來了美味佳餚。
演奏著讓人飄飄欲仙的音樂,鯛魚和比目魚還有海蜇們跳著迷人的舞蹈。
這裡簡直就是天堂啊!
そして、「もう一いち日にち、いてください。もう一いち日にち、いてください」と、乙姫おとひめさまに言いわれるまま竜宮りゅうぐうで過すごすうちに、三さん年ねんの月日つきひがたってしまいました。
ある時とき、浦島うらしまさんは、あっと思おもい出だしました。家族かぞくや友ともだちは、どうしているだろう?
隨後,在龍宮女神:「再玩一天吧,再玩一天吧」的勸誘下,浦島不知不覺的已經在龍宮度過了三年的時光了。
突然有一天,浦島想起來「我的家人和朋友,都怎麼樣了呢?」
そこで浦島うらしまさんは、乙姫おとひめさまに言いいました。
「乙姫おとひめさま、今いままでありがとうございます。ですが、もうそろそろ家いえへ帰かえらせていただきます」
「帰かえられるのですか?よろしければ、このままここで暮くらしては」
「いいえ、わたしの帰かえりを待まつ者ものもおりますので」
於是浦島就對龍宮女神說:「女神陛下,真是感謝你的款待。但是也是時候讓我回家了。」
龍宮女神說:「要回去了嗎?如果可以的話,請在這裡繼續住下吧。」
浦島說:「不了,家中還有等著我回去的家人呢!」
すると乙姫おとひめさまは、さびしそうに言いいました。
「・・・そうですか。それはおなごりおしいです。では、おみやげに玉手箱たまてばこを差さし上あげましょう」
「玉手箱たまてばこ?」
「はい。この中なかには、浦島うらしまさんが竜宮りゅうぐうで過すごされた『時とき』が入はいっております。
これを開あけずに持もっている限かぎり、浦島うらしまさんは年としを取とりません。
ずーっと、今いまの若わかい姿すがたのままでいられます。
ですが一度いちど開あけてしまうと、今いままでの『時とき』が戻もどってしまいますので、決けっして開あけてはなりませんよ」
「はい、わかりました。ありがとうございます」
隨後龍宮女神失落的說:「這樣啊~。這樣的離別真讓人惋惜啊!那麼我送你一件禮物吧,請收下這個玉匣子」。
浦島說:「玉匣子?」
龍宮女神說:「是的,這個玉匣子中裝有浦島先生在龍宮渡過的這段時光,只要是不打開這個玉匣子,浦島先生的年齡就不會被改變。一直永葆青春。但是,一旦打開了這個玉匣子的話,時光就全部都返回到你身上,所以一定不要打開玉匣子啊。」
浦島說:「好的,我知道了,感謝盛情款待。」
乙姫おとひめさまと別わかれた浦島うらしまさんは、またカメに送おくられて地上ちじょうへ帰かえりました。
地上ちじょうにもどった浦島うらしまさんは、まわりを見回みまわしてびっくり。
「おや? わずか三さん年ねんで、ずいぶんと様子ようすが変かわったな」
告別了龍宮女神,大烏龜就把浦島送回到了地面上了。
返回到了地面的浦島看了看周圍吃驚的發現:「哦呀?!只過去了三年的時間,地面上的變化真大啊!」
確たしかにここは浦島うらしまさんが釣つりをしていた場所ばしょですが、何なんだか様子ようすが違ちがいます。
浦島うらしまさんの家いえはどこにも見みあたりませんし、出會であう人ひとも知しらない人ひとばかりです。
「わたしの家いえは、どうなったのだろう? みんなはどこかへ、引ひっ越こしたのだろうか?あの、すみません。浦島うらしまの家いえを知しりませんか?」
這確實是浦島之前釣魚的地方,但是眼前的景象完全變了樣子了。
浦島先生的家也不見了,在村子中遇到的也都是陌生的面孔。
浦島心想:「我的家變成什麼樣了?大家搬到了哪裡呢?你好,我問一下,浦島家您知道嗎?」
浦島うらしまさんが一人ひとりの老人ろうじんに尋たずねてみると、老人ろうじんは少すこし首くびをかしげて言いいました。
「浦島うらしま?ああ、確たしかに浦島うらしまという人ひとなら七なな百ひゃく年ねんほど前まえに海うみへ出でたきりで、帰きらないそうですよ」
「えっ!?」
老人ろうじんの話はなしを聞きいて、浦島うらしまさんはびっくり。
浦島詢問了一位村中的老年人,老人側著頭說:「浦島?…哦哦,確實是有一個叫浦島的人,據說七百年前他出海後,就沒有再回到這裡。」
浦島驚訝道:「啊!」
聽了老人的話,浦島非常吃驚。
竜宮りゅうぐうの三さん年ねんは、この世よの七なな百ひゃく年ねんにあたるのでしょうか?
「家族かぞくも友ともだちも、みんな死しんでしまったのか・・・」
がっくりと肩かたを落おとした浦島うらしまさんは、ふと、持もっていた玉手箱たまてばこを見みつめました。
在水下龍宮的三年,相當於著世上七百年的時間啊?!
「我的家人朋友, 都已經離開這個世界了啊~」
垂頭喪腦的浦島,忽然看到了自己手中拿著的玉匣子。
「そう言いえば、乙姫おとひめさまは言いっていたな。
この玉手箱たまてばこを開あけると、『時とき』が戻もどってしまうと。
もしかしてこれを開あけると、自分じぶんが暮くらしていた時ときに戻もどるのでは」
そう思おもった浦島うらしまさんは、開あけてはいけないと言いわれていた玉手箱たまてばこを開あけてしまいました。
這麼說來,龍宮女神說過:「只要打開這個玉匣子,時光就會回到我身邊呢。」「如果我打開這個玉匣子,時光是否就會回來呢?」浦島一邊這樣想著,一邊打開了這個絕對不能打開的玉匣子。
モクモクモク・・・。
すると中なかから、まっ白しろのけむりが出でてきました。
「おおっ、これは」
けむりの中なかに、竜宮りゅうぐうや美うつくしい乙姫おとひめさまの姿すがたがうつりました。
そして楽たのしかった竜宮りゅうぐうでの三さん年ねんが、次つぎから次つぎへとうつし出だされます。
「ああ、わたしは、竜宮りゅうぐうへ戻もどってきたんだ」
浦島うらしまさんは、喜よろこびました。
這時,陣陣白煙從盒子中湧了出來。
透過煙霧,映出了龍宮女神美麗的的身影,也映出了浦島在龍宮中三年時間中的美好快樂的畫面。浦島高興地大喊:「我又回到龍宮了!」
でも玉手箱たまてばこから出でてきたけむりは次第しだいに薄うすれていき、その場ばに殘のこったのは髪かみの毛けもひげもまっ白しろの、ヨポヨポのおじいさんになった浦島うらしまさんだったのです。
但是隨著從玉匣子中湧出煙霧的減少,留在原地的只有一位頭髮花白、穿的破破爛爛的浦島先生。
—おしまい—
浦島太郎的故事是封存在大和民族童年時期內心的渴望,它在後世幾經改編而經久不衰,並且對日本後世文學有著深刻的影響。作為一個普通的民間故事,它體現著日本民族深層心理和思維方式。
而無論是唐代的《柳毅傳》還是《浦島太郎》還是《潘多拉》,都提到了人類共同的精神嚮往和人類的禁忌。想必正因為人類有共同的祖先、擁有相同的靈性,所以才會在世界各地流傳著大同小異的童話故事。
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