大學生の消費力といえば、それほど高くないと考える人は多いが、果たして本當にそうだろうか。中國新聞網が伝えた。
▽出費は少ない? 大學生の消費額は平均2萬元近く
最初に1組のデータを見てみる。上海交通大學が発表した「2015年中國大學生消費行動・ブランド認知報告」によると、中國人大學生の一人あたり年平均消費額は2萬元(1元は約16.6円)に迫り、消費総額は6千億元に上るという。
國家統計局がまとめたデータをみると、2015年の都市部住民の一人あたり平均消費額は2萬1392元で、農村部は9223元だった。
菜烏網絡科技有限公司が阿里研究院と共同で発表した「キャンパスの宅配便産業発展報告」によれば、15年に大學で配達された宅配便は全國の総量の約6%を佔め、大學生は一人あたり年平均16個の宅配便を受け取り、大學約2千校のネット通販の一人あたり平均購入額は1100元だった。このうち1500元に達したところが211校。1650元に達したところが985校だった。
▽計畫性なし 消費計畫を立てる學生はわずか9.9%
大學生の消費能力は低くない。それではいったい何にお金を使っているのだろうか。前出の「2015年中國大學生消費行動・ブランド認知報告」の調査結果をみると、飲食費が主な支出項目で、全體の約54.1%を佔めた。次は衣類の11.1%、日用品の10.8%が続き、社交・娯楽は7.7%で4位だった。
熱狂的に好きなものを目の前にすると、大學生の23.6%が「買わずにはいられない」といい、50.6%が「狀況を踏まえて決める」とし、「買わずにいられる」としたのは25.8%だった。また「ショッピングの後で後悔したことはない」とした人は5.8%にとどまった。
調査結果によると、大學生の最も主要な消費スタイルは、「買いながら考える」というもので47.2%を佔め、次は「節約できるところは節約する」の27.2%だった。「買いたいものを買い、計畫は立てない」が15.1%で続き、「すべての計畫をしっかり立てる」が9.9%、「その他」が0.6%だった。
▽大學生は金欠病 14.8%が支出超過
大學生の消費水準は低くない。それでは必要なお金はどこから調達してくるのだろうか。中國青年報社會調査センターが行った調査によると、55.3%の大學生が毎月1千~2千元の生活費で暮らしており、両親や親戚が主な収入源だ。それ以外の収入源は、アルバイトや奨學金などだ。
大學生はこの生活費で足りるのだろうか。「大學生消費行動・ブランド認知報告」のデータをみると、「収入は消費ニーズをギリギリ満たせるだけで、餘裕はない」とした大學生が47.5%を佔め、「収入はニーズを満たし、少し餘裕がある」が37.8%、「収入は消費ニーズを満たせず、支出が収入を超過している」が14.8%だった。
▽ネット金融に頼る 大學生の約3割がP2Pのローンを利用
生活費が足りない時どうするか。両親をあてにするのとアルバイトが主な解決方法だが、「クレジットカードを利用する」とした大學生も29.3%に上り、「インターネット金融を利用する」も14.3%いた。また77.8%が「ローンでの消費は身近で當たり前のもの」と考えている。
「大學生消費行動・ブランド認知報告」のデータをみると、大學生の約50%はクレジットクレジットカードの利用限度額が1千元以下で、1001~2千元が15.0%、1萬元以上が4.4%、2001~3千元が6.7%、3001~5千元が15.1%、5001~1萬元が9.6%だった。
融360ビッグデータ研究院が今年5月に発表した「2016年上半期大學生ローン調査報告」によると、中國の大學生の間でネット金融と消費ローンの取引規模が拡大を続けており、ローンによる借り入れのうち約3割がP2P(ネット金融の個人間賃借プラットフォーム)を通じて行われているという。
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