中國で3年前に拘束され、國家の安全に危害を與えたとして実刑判決を言い渡された大手商社、伊藤忠商事の40代の男性社員が、刑期を終えて出所し、24日にも帰國する見通しです。
3年前在中國,因危害國家安全被法院下達了實刑判決的大型商社伊藤忠商事的40代的男性社員預計刑滿後,24日回國。
伊藤忠商事に勤める40代の男性社員は、中國で3年前の2018年2月、スパイ行為などを取り締まる南部広州の國家安全局に拘束され、その後広州の裁判所で「國家の安全に危害を與えた罪」で懲役3年の実刑判決を言い渡されました。
就職於伊藤忠商事的40代的男性社員,3年前的2018年2月,被取締間諜行為的中國南部廣州國家安全局拘捕,之後因危害國家罪被廣州法院判處3年有期徒刑。
男性社員は、中國の刑務所で服役していましたが、今月20日に刑期を終えて出所し、日中関係筋によりますと、24日夜にも日本に帰國する見通しです。
該男性社員目前還在中國服役,將於本月20日刑滿結束。中日相關方面稱,計劃將於24日晚回國。
男性社員は、拘束された當時日本國內で勤務していて、中國を訪れた際に拘束されたということですが、どのような行為が罪に問われたのかは明らかになっていません。
男性社員被拘捕時在日本國內工作,抵達中國後即被拘捕,究竟因何問罪至今原因不明。
中國では、2015年以降當局がスパイ行為に関わったなどとして日本人を相次いで拘束していて、今も8人が帰國に至っていません。
自2015年以後,中國當局因進行間諜原因等相繼逮捕日本人,至今還有8人沒有回國。
このうち7人が有罪判決を受けて服役中で1人は公判中です。
其中7人被判決,1人在公判中。