10月1日の國慶節(建國記念日)で新中國成立70周年を迎える中國。9月24日の朝、多くの人の微信(WeChat)のプロフィール畫像の右下端に中國の「國旗」や「70」、「ハッピー國慶節」などが表示されていた。その後、「中國國旗付きの畫像にしたい@微信公式アカウント」という投稿が、微信のモーメンツにあふれた。しかしすぐに微信の公式アカウントにアットマーク付けしたところで、それをゲットすることはできないことが分かった。
ネットユーザーは、そのトレンドに乗り、微信にアットマーク付けして願いことを投稿し、モーメンツはたちまち盛り上がりを見せた。また、多くの微信の公式アカウントもその波に乗り、自身のアカウントに、「中國國旗付きのプロフィール畫像」にするための方法を紹介。なかには、「中國國旗付きの畫像をちょうだい」というアカウント名の公式アカウントを立ち上げたIT企業もある。
実際には、中國國旗付きのプロフィール畫像にする方法はそれほど難しくない。まず、H5を通してキャンペーンのページにアクセスすると、新中國成立70周年を意味する金色の「70」の文字や「ハッピー國慶節!」の文字入りの畫像、中國の國旗入りの畫像のどれかを選ぶことができる。そして、1つを選んだあと、プロフィール畫像の大きさを調整し、「プロフィール畫像を保存」をタップすれば出來上がりだ。
では、微信のモーメンツでの盛り上がりはどこに端を発しているのだろう?この盛り上がりは誰かが意図して起こしたものなのだろうか?同キャンペーンの責任者・何凡さんにそれらの疑問をぶつけてみた。
記者:このキャンペーンの企畫の目的は?
何凡:このキャンペーンの主催者は微信ではなく、騰訊(テンセント)新聞(速報版)のコミュニティ運営チームだ。今年は、中華人民共和國成立70周年で、キャンペーンを通して、ユーザーに祖國を愛する気持ちや愛國心を表現してもらうおうと思った。そのために、2ヶ月をかけて、企畫と製作を行った。最初に企畫したのは5-6タイプのプロフィール畫像で、最終的に3タイプに決まった。
記者:今多くの人が「@微信」を付けた投稿をしていて、モーメンツが「トレドの泉」のようになっているが、これは、マーケティングの手法か?
何凡:そうではない。ネットユーザーの誰かが始めたことだろうと思うけど、なぜそれがトレンドとなっているかは分からない。私たちも微信チームと相談しているところ。私たちだけでなく、彼らにとっても予想外のことだ。
記者:キャンペーン開始からこれまでにどれくらいのユーザーが參加したのか?
何凡:半日足らずで、延べ2億人が參加した。その數に驚いており、とてもうれしい。
記者:3タイプのプロフィール畫像のうち、どれが一番人気か?
何凡:國旗が付くタイプが一番人気だ。
記者:キャンペーン開始前は、これほどの盛り上がりになると予想していたか?
何凡:全然していなかった。當チームは小さなツールを作りたかった。プロフィール畫像をアップしなくても、タップするだけで、好きなプロフィール畫像を取って、使えるようにしたかった。そして、老若男女問わず、みんなが國慶節を祝い、自分の愛國心を表現できるようにしたかった。
記者:現在、たくさんの個人メディアがこうしたプログラムを紹介しているが、安全面でのリスクはないのか?
何凡:ないだろう。もし、自分のプロフィール畫像を変えたい場合は、微信で「中國國旗付きの畫像にしたい」と検索すると、「小程序(WeChatミニプログラム)」のトップに公式のプログラムがヒットする。
北京大興國際空港が本日開港 鳳凰の翼、大空へと羽ばたく
中國人が「フードデリバリー」を好む理由は?
靜かなブームとなってる「晝休み消費」 「3平米2時間」でいくら儲かる?
本微信號內容均為人民網日文版獨家稿件,轉載請標註出處。