新型コロナで特殊な卒業シーズンに特別な大學卒業記念品

2021-03-01 人民網日文版

中國は現在、卒業シーズンを迎えており、新型コロナウイルス流行を背景に、卒業生の多くは會うことさえままならないものの、各高等教育機関はさまざまなアイデアを出して、卒業生を見送っている。

6月15日、上海財経大學は卒業生に捧げるライトアップを企畫した。ライトアップはボランティアが分電盤を操作して実現。宿舎棟の窓に明かりが燈され、さまざまなメッセージや絵が浮かび上がり、ライブ配信で観賞した卒業生たちは思い出に浸った。

四川大學材料科學・工程學院は修士課程と博士課程の卒業生375人のために、オリジナルの木製「卒業ハンコ」を卒業記念品として贈呈した。

學生各人の氏名が刻まれたハンコの側面には、四川大學の校章、校名、「2020年度材料學院卒業記念」の文字などが刻まれているほか、校訓である「海百川を納る、容るる有りて乃ち大なり」の文字が刻まれている。指導員の餘鵬飛さんは、「ハンコは、學科、クラスごとに分けられ、各クラスの委員長が受け取って、學生たちに配布した。學校に戻ることができない卒業生には、郵送する計畫だ」と説明する。

同大學の學生によると、各學院が卒業生のために、さまざまな卒業記念品を準備しているのだという。

電子科技大學示範性微電子學院は、卒業生一人ひとりに、2.8ミリ×2.8ミリのチップが埋め込まれたキーホルダーを卒業記念品として贈呈。埋め込まれているのは卒業生たちが実験の授業で作ったチップだ。同學院の張萬裡院長は、「卒業生の汗と努力の証であるチップを使った卒業記念品を贈りたいと思った」と説明する。

食堂で卒業記念セット注文するともれなく「金の茶碗」を贈呈

四川農業大學後方勤務処は、卒業生のために、卒業記念のセットメニュー2種類を準備した。Aセットは、大志を実現してほしいという思いを込めた幹鍋兎(ウサギ肉のピリ辛煮)+魚香茄子(ナスとひき肉の炒めもの)のセットで、Bセットは比類なき人材になってほしいという思いが込められた、茄汁菠蘿魚(魚とパイナップルのケチャップ炒め)+蒜泥豇豆(茹でインゲンのニンニクソース和え)だ。同大學の成雅キャンパスの食堂でこのセットを注文すると、記念の「金の茶碗」(中國では、『茶碗』は仕事という意味もあるため、金の茶碗には、衣食に困らない安定した仕事が一生あるようにという思いが込められている)がもれなくもらえる。

江漢大學設計學院は、今年度の卒業生に贈呈する卒業記念品に純銀の指輪を準備した。

この指輪は、同學院の視覚伝達設計學科の教師・魏坤さんが筆頭となってデザインし、數回の修正を経て完成した。その形は、新型コロナウイルス流行を象徴する「マスク」をモチーフにしており、卒業後、「マスク」の中國語の発音にかけて、今後も卒業生たちを見守っていくという思いが込められている。また、卒業生たちに今後も自分を大切にして過ごしてほしいという思いも込められている。

指輪には、「與善仁、行大愛(親切で愛のある行い)」という文字が刻まれており、新型コロナウイルス流行を経験した學生や教師は、「互いに見守り助け合い、困難を切り抜ける」ために、実際の行動で、思いやりを示さなければならないという思いが込められている。表には「我愛武漢(アイラブ武漢)」の文字が、裡には「江漢大學設計學院」の文字が刻まれている。

本微信號內容均為人民網日文版獨家稿件,轉載請標註出處。

相關焦點