サッカー界のレジェンド・マラドーナ氏死去

2021-02-15 人民網日文版

 アルゼンチン時間25日、アルゼンチンのサッカー界の英雄であるディエゴ・マラドーナ氏が心臓発作により死去した。享年60歳。この訃報を受け、世界のスポーツ界には衝撃が走り、遠く海を越えた中國においても平凡な一日における最も注目を集めた話題となり、SNSの話題をさらった。

AP通信の報道によると、マラドーナ氏の死を受け、アルゼンチン政府は、3日間の服喪を宣言した。フェルナンデス大統領はSNSで、「あなたは、私たちを世界の頂點に連れて行ってくれた。あなたは私たちに大いなる幸福を感じさせてくれた。そしてあなたは世界で最も偉大なサッカープレーヤーだった」と追悼の言葉を綴った。

フェルナンデス大統領のSNSのスクリーンショット。

ブラジルのサッカー界のレジェンドであるペレ氏もすぐに、SNSに1986年にW杯のトロフィーを掲げるマラドーナ氏の寫真を投稿し、「悲しい知らせだ。私は偉大な友人を、世界はレジェンドを失った。語りたいことはたくさんあるが、ひとまず、神が彼の家族に力を與えてくれることを祈っている。いつの日か、天國で共にサッカーができることを望んでいる」と追悼の思いを綴った。

世界のサッカー界のスターたちも次々と追悼メッセージを投稿している。なかでもメッシ選手は、マラドーナ氏と一緒に寫った寫真をSNSに投稿し、「彼は私たちの元を去るが、いなくなりはしない。なぜなら彼は永遠だから」と綴った。

ロナウド選手も同じくSNSに、「彼は逝くのが早すぎた。限りないレガシーと、決して満たされることのない空虛を殘して」と哀悼の意を表した。

アルゼンチンのサッカーファンたちも悲しみに暮れている。ブエノスアイレスのオベリスクには、數多くのファンが集まり、涙を流したり、悲しみの聲を上げているほか、応援歌を歌って別れを告げていた。また、寫真を掲げてマラドーナ氏の生前の住居に行き、涙を流し、追悼する女性ファンもいた。

北京時間26日早朝、歐州UEFAチャンピオンズリーグの全試合でキックオフ前にマラドーナ氏に黙禱がささげられた。國際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティノ會長 は、「信じられないほどの才能で我々を驚かせてくれた。ディエゴは永遠だ。マラドーナは、一つの伝説であり、一人の英雄であり、そして真の男だ」と追悼の意を表した。

スタディオ・サン・パオロの名稱をマラドーナの名前入りに変更も

マラドーナ氏の死去を受け、イタリアのナポリも街全體が悲しみに包まれた。一晩中明かりが燈されたスタディオ・サン・パオロ周辺には多くのサポーターが夜を徹して集まっていた。ナポリの市長は、スタジアムの名稱を「サン・パオロ-ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」にすることを検討すると発表した。マラドーナ氏はナポリで數々の伝説を作った。1984年から1992年までナポリでプレーし、2度のセリエA優勝に導き、歐州リーグの前身に當たるUEFA杯を88-89年シーズンに制した。

遠く海を隔てた中國のサッカー協會も、微博(ウェイボー)公式アカウントで、「20世紀最高のサッカー選手でW杯チャンピオンを手にしたマラドーナ氏は、世界のサッカー界に多大な貢獻をし、中國のファンに決して消えることのない素晴らしい思い出を與えてくれた。マラドーナ氏の輝かしいサッカーキャリアに敬意を奉げたい。さようなら、キング!」と追悼の意を表した。

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