日本語教育において「結構です」を教えるのは結構難しい。特に上級者にはその使い方に戸惑いが見られる。例えば「お酒いかがですか」の答えに「結構です」と「結構ですね」では意味がまるで違ってしまう。「ね」が付くだけなのにどうしてこんなに違ってしまうの・・・、こんな嘆きの聲が聞こえてきそうである。
在日語教育中,「結構です」這句話很難教。特別是日語進階者,經常困惑於這句話的使用。比如問「您喝酒嗎」,回答「結構です」(不用了)和「結構ですね」(好吧)意思完全不同。為什麼只加了「ね」意思就差別這麼大呢……會聽到這樣的感嘆。
確かに我々日本人はこの「結構」をいろいろな場面でうまく使い分けている。例えば八百屋での會話例、「これ結構な松茸ね」「いかがですか、奧さん」「でも今日はお金が無いから結構よ」「お金なんかいつでも結構ですよ」。日本人にとってこんな會話はごく當たり前だが、日本語學習者にしてみれば「結構」ってどんな意味なのと目を白黒させてしまう。
確實,我們日本人能把「結構」在不同的場合很好地區別使用。例如,在蔬菜水果店,「這真是很好的鬆口蘑呢」「怎麼樣,夫人,您要買嗎」「但是今天沒帶錢,先不用了」「錢什麼時候拿過來都行」。對日本人來說這樣的對話很普通,但對日語學習者來說,不知道對話中的「結構」分別都是什麼意思,急得翻白眼。
この「結構です」は本來「良いです」の丁寧な表現として用いられている。「お味のほういかがですか」「大変結構です」などであるが、やはり丁寧な表現であるから親しい友達や家族などには使いにくく、何となくかしこまった雰囲気を出したい場合に使う表現なのであろう。
「結構です」本來是當做「良いです」(好的)的禮貌用語在使用。像「味道怎麼樣」「非常好吃」等對話,因為是非常禮貌的表達方式,所以不太適合在熟悉的朋友或家庭中使用,不知怎麼就變成惶恐的場合下的表達方式了。
そして本來の「結構です」から少し意味が変わった使い方として上記の「お金はいつでも結構ですよ」である。これはいわゆる「許可・OK」の丁寧な言い方であり、これも非常に親しい間柄では使わないが、相手に親しみや好意などを示したい場合にはよく用いられる。例えばお客さんなどに「少しぐらい遅れても結構ですよ」であり、また先輩などから「一杯、どう?」と誘われて「結構ですね」とちょっと遠回しに喜びを表したい場合などにもとても重寶な表現である。
與「結構です」本來的意思稍微變化了的使用方式是上文中的「お金はいつでも結構ですよ」(錢什麼時候都行)。這就是所謂的「許可·OK」的禮貌說法,這在非常親密的關係之間不會使用,一般是為了向對方表達親密感或好意時使用。例如對客人說「稍微晚些也沒關係哦」,另外在前輩邀請「喝一杯,怎麼樣?」的時候,回答「結構ですね」(好啊),稍微委婉地表達自己的喜悅的感情時,也是很方便的表達方式。
さらにこの「結構です」は斷る場合にもよく使われるので、日本語學習者にはとてもやっかいである。例えば「もう一杯ビールいかがですか」に対して「結構です」だが、この場合「あ」とか「もう」などがとても重要な役目をしていると教えなければならない。「あ、もう結構です」であり、その言い方やイントネーションそして顔の表情などによっても相手に與える印象が微妙に違ってくるので要注意である。親しい友人や夫婦などふだんはくだけた言葉を使っているのに、何か感情の行き違いなどがあって相手と距離を置きたいと思ったときなどこの「結構です」は大いに威力を発揮する。冷たい表現いわゆるトゲのある言い方をして、相手と距離を置こうとするのである。
「結構です」還經常使用在拒絕的時候,日語學習者對此也很難掌握。例如「再來一杯啤酒怎麼樣」,回答「結構です」也可以,但是一定要告訴學生,這時候「あ」或「もう」的使用有著非常重要的作用。「あ、もう結構です」(啊,不用了),說話時的語調和表情不同,給對方留下的印象也會產生微妙的差別,這一點需要注意。親近的朋友或夫婦間平時使用比較親密的話語,但當兩人之間產生一點嫌隙,想要跟對方保持距離時,「結構です」這句話就有很大的威力。這是冷淡的表現,即所謂的帶刺兒的話,想要跟對方保持距離的意思。
このようにこの「結構です」はいろいろ人間関係に配慮しながら基本的には丁寧な表現として用いられている。「結構です」をこのように學んだ上級者がレポートを提出する際、丁寧に言おうと「先生これで結構ですか?」と言ってきた。
綜上所述,「結構です」這句話照顧到了各種人際關係,基本上來說是禮貌的表達方式。學了「結構です」用法的學生交小論文時,很禮貌地問我「先生これで結構ですか?」(老師,這樣可以嗎)。
うーん、どう注意しようか難しい・・・。
唉,我該怎麼提醒他注意呢,好難啊。
註:這裡用「結構」是不合適的,跟上級確認某事時,應該說「先生これでよろしいですか」。
怎麼樣,你掌握了嗎?