立冬
立冬とは、冬の始まりという意味だ。太陽の光が弱まり、冬枯れの景色が目立つようになる。
立冬の養生:
立冬と立春、立夏、立秋とともに、四立と言われ、とても大事な節句である。この頃になると、木枯らしが吹いたり、冬の気配が見え隠れする時期で、萬物は冬眠狀態に入り、來年春の活気溢れる時期を準備する。人類は冬眠の必要がないが、民間では立冬補冬の習慣がある。この時期は食養生のベストシーズンで、寒気対策として、旬の食べ物をたくさん摂る。古人の「秋冬養陰」の教えに従い、高エネルギーの食品を適當に食べるほうが良い。新鮮な野菜を食べて、ビタミンたっぷりで消化しやすい物が良い。
冬季のジョギング
冬季の運動は靜態をメーンとし、ジョギング習慣のある人は特に大気の質に注意すべきで、汚染のひどい時は止めたほうが良い。朝の大気の質は良くなく、冬に霧もあるから、朝のジョギングはしないほうが良い。そして、ジョギングし始めたら、暖かくなっても服 を脫がないという原則がある。そうしないと、風邪を引きやすい。また、準備運動を適當に増やし、ジョギングした後、シャワーし服を加える。
旬の野菜:
白菜:
冬は野菜のオフシーズンだが、白菜の収穫のシーズンだ。白菜の成長期は約100日間である。立冬の天気は変化しやすくて、毎年、立冬前後が白菜の収穫時期で、白菜の保存時期でもある。
銀杏:
銀杏は「公孫樹」と呼ばれ、長い成長期で、樹齢40年以上の木しか実がならない。銀杏は実の內核部分で、白い外観で「銀果」ともいう。貴重なので、銀杏は宋代に皇帝への貢物であった。現在、日本、ヨーロッパでも食用習慣がある。栄養が豊富だが、微量のシアン化水素を含むため、毎日の摂取量は控えるようにすべきだ。そして、お粥に入れたり、簡単に電子レンジに入れたり、火に通してから食べたほうが良い。
立冬のメニュー
生薑鴨
この料理は福建泉州のグルメで、その後、中國そして海外にも広がり、現在は漢族の伝統名物になっている。血と気の補充ができ、滋養だが、飽きがこない。特に冬にふさわしい。
材料:鴨1(約1000g)、生薑200g、ごま油200g、豚骨500g、酒50g、氷砂糖20g、砂糖30g、醤油150g、たかの爪10g、蔥20g、塩10g、味の素15g、特製の黒、白薬料包2個、春雨、白菜、湯葉適量。
羊肉爐
冬季、血管循環不良の現象が出やすくて、手足の冷たくなる場合が多い。羊肉爐は適切な一品で、體を暖かくさせる。 基本材料:桂枝2銭、ちんぴ2銭、熟地2銭、銀杏2銭、當帰3銭、くこし3銭、おうぎ3銭、棗6個、羊肉500g、白菜1個、蔥3本、生薑1枚、米酒半本。
立冬風習:
餃子を食べる
立冬、北方では餃子を食べる習慣がある。この日は大晦日と同じ年の交替の日で、「餃子」で「交子」と意味する。餃子の包み方は馬蹄形、三角形、四角形などある。そして、全國各地で數多くの名物がある。揚州の蟹のみそ蒸し餃子、山東のだし汁餃子、四川の鐘餃子など。