4月より中國旅行をテーマにした新しいコラム「中國に行ってみよう! 〜中國旅行のプロがおすすめする中國観光情報〜」の連載が始まります。ライターは長年旅行業界に勤め、プライベートでも中國各地への旅行経験が豊富な渡辺直子さん。當コラムでは、毎回、渡辺さんおススメのコースをご紹介。
王道の観光地を網羅したコースから、ガイドブックには載っていない穴場コースまで。毎回様々なエピソードを交えた楽しい記事となっています。
北京の観光は朝がおすすめです。
まずは、夜明け前。日の出の時間の前に到著するように、天安門広場をめざします。
観るのは、國旗掲揚式。
到著すると、すでに多くの観光客が集まっており、場所取りを始めています。
國旗掲揚式は、天安門広場の前の長安街に何臺かの車が止まり、長安街を封鎖することから始まります。そしていよいよ天安門正面にある金水橋に國旗護衛隊が整列し、國旗掲揚の場所まで138歩の行進が開始されます。一糸亂れぬ行進と國旗掲揚のパフォーマンス。まるで機械仕掛けのようなキビキビとした動きです。
一方観客たちは、國旗護衛隊隊員の一挙手一投足をうまくカメラに収めようと人をかき分けたり、または自撮り棒で自分と隊員がうまく一緒にカメラに収まるようにと、人にぶつかりながら無理な姿勢を取ったりと、おごそかに進む掲揚式とはうらはらに熾烈な戦いが繰り広げられています。。。
聞くところによると、國旗護衛隊員になるには、それはそれは大変な努力と訓練が必要なのだそうです。姿勢や歩き方を正すために襟にトランプを挾んだり、背中に十字架を背負ったりして、毎日12時間以上の訓練を何ヶ月間も続けるそうです。
そしてクライマックスは、薄明るくなった天安門を背景に上っていく國旗。
訓練された美しい儀式には感動があります。早起きしなければ見られません。
國旗掲揚式は毎日日の出の時間に合わせて行われます。開始時間は、「天氣網」の「天安門升降旗時間」で確認できます。
次は世界遺産の頤和園や天壇公園。朝はとても賑やかです。
老人たちが、グループで太極拳やダンスをしていたり、敷石に柄の長い筆で、墨の代わりに水で達筆を披露したり、歌を歌ったり、胡弓や笛をを奏でたりしています。
似たような光景は中國全土で見られますが、歴史ある建築物や、整備された美しい公園との組み合わせが絵になります。
また、自分たちの成果を観光客に披露することで、老人たちも誇らしげです。
言葉は通じなくても外國人観光客とのコミュニケ-ションに長けた彼らは、最高の友好大使です。旅行者にとっても地元の人たちとのコミュニケーションは心溫まる思い出になります。これも朝しか味わえない北京観光の一つです。
そして、故宮も午前がおすすめです。それは、故宮を見た後に景山公園というルートが一般的なので、お晝頃に景山公園から故宮を見てほしいからです。真上からの太陽を浴びて、故宮の瑠璃瓦がキラキラ輝いています。ただし、故宮をすみずみ見て、景山公園の頂上へいくのは4、5時間歩き続けることになるので、結構疲れます。。。途中で座って休めるところも非常に少ないので、意識して休み休み行くのがコツです。
【北京のおすすめルート 】※體力に自信のある方向けです。
1日目天安門広場國旗掲揚式→朝食→故宮→景山公園→晝食→三輪車で胡同めぐり
2日目頤和園→晝食→萬裡の長城→明の十三陵(またはオリンピック會場)→王府井散策
3日目天壇公園→晝食→中國國家博物館→前門付近散策
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