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今日の音楽「からくりピエロ」初音ミク
★★ 今天的重要語句 ★★
マッチ 火柴
暖(あたた)かい 溫暖
少女(しょうじょ) 少女,女孩
むかしむかし、雪(ゆき)の降(ふ)りしきる大(おお)みそかの晩(ばん)。
みすぼらしい服(ふく)を著(き)たマッチ売(う)りの少女(しょうじょ)が、寒(さむ)さにふるえながら一生懸命(いっしょうけんめい)通(とお)る人によびかけていました。
很久很久以前,在大雪紛飛的除夕夜。
有一個衣裳破舊的賣火柴的小女孩,在寒風中瑟瑟發抖,拼命向路人兜售火柴。
「マッチは、いかが。マッチは、いかがですか。誰(だれ)か、マッチを買(か)ってください」
でも、誰(だれ)も立(た)ち止(ど)まってくれません。
「お願(ねが)い、一本(いっぽん)でもいいんです。誰(だれ)か、マッチを買(か)ってください」
「買火柴麼?買火柴麼?誰來買我的火柴」
但是,沒有人停下來買火柴。
「求求你了,買一根也可以。誰來買我的火柴」
今日(きょう)はまだ、一本(いっぽん)も売(う)れていません。
場所(ばしょ)を変(か)えようと、少女(しょうじょ)が歩(ある)きはじめた時(とき)です。
目(め)の前(まえ)を一臺(いちだい)の馬車(ばしゃ)が、走(はし)りぬけました。
今天又是一根都沒賣出去。
她想要換個地方,剛要走,一輛馬車在眼前飛馳而過。
危(あぶ)ない!
少女(しょうじょ)はあわててよけようとして雪(ゆき)の上(うえ)に転(ころ)んでしまい、そのはずみにくつを飛(と)ばしてしまいました。
危險!
小女孩慌忙躲過馬車,摔在了雪地上,這一滑把鞋子給丟了。
お母(かあ)さんのお古(ふる)のくつで少女(しょうじょ)の足(あし)には大(おお)きすぎましたが、少女(しょうじょ)の持(も)っているたった1つのくつなのです。
少女(しょうじょ)はあちらこちら探(さが)しましたが、どうしても見(み)つかりません。しかたなく、はだしのままで歩(ある)き出しました。
媽媽的舊鞋對小女孩來說太大了,但這是小女孩唯一的一雙鞋。
小女孩到處找鞋子,但都沒有找到。沒辦法,只能光著腳走路。
冷(つめ)たい雪(ゆき)の上(うえ)を行(い)くうちに、少女(しょうじょ)の足(あし)はぶどう色(いろ)に変(か)わっていきました。
しばらく行(い)くと、どこからか肉(にく)を(や)くにおいがしてきました。
在冰冷的雪上走著,小女孩的腳凍得發紫。
走了一會兒,不知從哪兒飄來了烤肉的味道。
「ああ、いいにおい。・・・お腹(なか)がすいたなあ」
でも少女(しょうじょ)は、帰(かえ)ろうとしません。
マッチが一本(いっぽん)も売(う)れないまま家(いえ)に帰(かえ)っても、お父(とう)さんはけっして家(いえ)に入(い)れてくれません。
それどころか、
「この、役(やく)立(た)たずめ!」
と、ひどくぶたれるのです。
「啊,好香。肚子餓了。」
但是,小女孩不能回去。
火柴一根都沒賣出去,就這樣回家的話,爸爸一定不會讓她進門。
而且還會說「這個沒用的傢伙」,再狠狠地打過來。
少女(しょうじょ)は寒(さむ)さをさけるために、家(いえ)と家(いえ)との間(あいだ)に入(はい)ってしゃがみこみました。
それでも、じんじんとこごえそうです。
「そうだわ、マッチをすって暖(あたた)まろう」
そう言って、一本(いっぽん)のマッチを壁(かべ)にすりつけました。
小女孩為了躲避嚴寒,在房子和房子之間蹲了下來。
即便如此還是感覺寒風刺骨。
「對了,用火柴取暖吧」
說著她在牆上劃了一根火柴。
シュッ。
マッチの火(ひ)は、とても暖(あたた)かでした。
少女(しょうじょ)はいつの間(ま)にか、勢(いきお)いよく燃(も)えるストーブの前(まえ)にすわっているような気(き)がしました。
「なんて、暖(あたた)かいんだろう。・・・ああ、いい気持(きも)ち」
「咻」
火柴的火焰非常溫暖。
小女孩不知不覺好像坐到了燒得很旺的火爐旁。
「啊,好溫暖。好舒服」
少女(しょうじょ)がストーブに手(て)をのばそうとしたとたん、マッチの火(ひ)は消(き)えて、ストーブもかき消(け)すようになくなってしまいました。
少女(しょうじょ)はまた、マッチをすってみました。
あたりは、ぱあーっと明(あか)るくなり、光(ひかり)が壁(かべ)をてらすと、まるで部屋(へや)の中にいるような気持(きも)ちになりました。
部屋(へや)の中(なか)のテーブルには、ごちそうが並(なら)んでいます。
小女孩剛想把手伸到爐邊,火柴的火就滅了,爐子也消失了。
小女孩又劃了一根火柴。
周圍一下就亮起來,光照著牆壁,感覺好像在屋子裡。
屋裡的桌子上擺著很多好吃的。
不思議(ふしぎ)なことに湯気(ゆげ)をたてたガチョウの丸焼(まるや)きが、少女(しょうじょ)の方(ほう)へ近(ちか)づいて來(く)るのです。
「うわあ、おいしそう」
その時(とき)、すうっとマッチの火(ひ)が消(き)え、ごちそうも部屋(へや)も、あっという間(ま)になくなってしまいました。
少女(しょうじょ)はがっかりして、もう一度(いちど)マッチをすりました。
不可思議的是,冒著熱氣的燒鵝正向小女孩靠近。
「哦,看起來很好吃」
這時火柴的火突然熄滅了,好吃的和屋子都瞬間消失了。
小女孩很失望,又一次劃了火柴。
すると、どうでしょう。
光(ひかり)の中(なか)に、大(おお)きなクリスマスツリーが浮(う)かびあがっていました。
枝(えだ)には數(かぞ)え切(き)れないくらい、たくさんのロウソクが輝(かがや)いています。
思(おも)わず少女(しょうじょ)が近(ちか)づくと、ツリーはふわっとなくなってしまいました。
また、マッチの火(ひ)が消(き)えたのです。
於是,怎麼樣呢。
在光明中,出現了一顆很大的聖誕樹。
在樹枝上有無數蠟燭閃著光。
小女孩剛想靠近,樹一下就消失了。
火柴的火又滅了。
けれどもロウソクの光(ひかり)は消(き)えずに、ゆっくりと空高(そらたか)くのぼっていきました。
そしてそれが次々(つぎつぎ)に、星(ほし)になったのです。
やがてその星(ほし)の一(ひと)つが、長(なが)い光(ひかり)の尾(お)を引(ひ)いて落(お)ちてきました。
但是,蠟燭的光卻沒消失,慢慢地向天空升去。
一個一個變成了星星。
不一會兒,其中一顆星星拖著長長的尾巴落了下來。
「あっ、今(いま)、誰(だれ)かが死(し)んだんだわ」
少女(しょうじょ)は、死(し)んだおばあさんの言葉(ことば)を覚(おぼ)えていました。
『星(ほし)が一つ落(お)ちる時(とき)、一(ひと)つのたましいが神(かみ)さまのところへのぼっていくんだよ』
少女(しょうじょ)は、やさしかったおばあさんの事(こと)を思(おも)い出(だ)しました。
「啊,現在可能有誰死了。」
小女孩記得死去的奶奶的話。
「一顆星星落下的時候,是一個靈魂到神那兒去的時候。」
小女孩想起了溫柔的奶奶。
「ああ、おばあさんに會(あ)いたいなあ」
少女(しょうじょ)はまた、マッチをすりました。
ぱあーっとあたりが明(あか)るくなり、その光(ひかり)の中(なか)で大好(だいす)きなおばあさんがほほえんでいました。
「啊,好想奶奶。」
小女孩又劃了一根火柴。
周圍一下子明亮起來,在光明中她看到最喜歡的奶奶在微笑。
「おばあさん、わたしも連(つ)れてって。火(ひ)が消(き)えるといなくなるなんて、いやよ。・・・わたし、どこにも行(い)くところがないの」
少女(しょうじょ)はそう言(い)いながら、殘(のこ)っているマッチを一本(いっぽん)、また一本(いっぽん)と、どんどん燃(も)やし続(つづ)けました。
おばあさんは、そっとやさしく少女(しょうじょ)を抱(だ)きあげてくれました。
「わあ、おばあさんの體(からだ)は、とっても暖(あたた)かい」
やがて二人(ふたり)は光(ひかり)に包(つつ)まれて、空高(そらたか)くのぼっていきました。
「奶奶,請帶我走。火滅了你就消失了,我不要……我無處可去了。」
小女孩說著,把剩下的火柴一根根點燃。
奶奶很溫柔地抱起了小女孩。
「啊,奶奶的身體好溫暖」
最終兩人被光明包圍著,升上了天空。
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