日本太太對外稱呼自己的丈夫時會使用「主人(しゅじん)」一詞,稱呼別人的丈夫時使用「ご主人」。這種稱呼到底算不算歧視呢?
「主人」に「一家の中心」や「使用人が仕える対象」という意味があることを知り,そんな言葉は使いたくない,と思う外國人は少なくありません。特に男女の區別を職業名などから排除する動きの強い國から來た人はこの言葉に驚くようです。
有不少外國人都知道「主人」有「一家之主」、「傭人效力的對象」的意思,因此並不想用這個詞。一些國家(從男女平等角度出發)甚至會排除職業名稱上的男女區分,來自於這些國家的人好像對日語中的這個詞很是吃驚。
日本では,平成11年に男女共同參畫社會基本法が公布・施行されました。その後,男女が互いを尊重し性別にかかわりなく個性・能力を発揮できる社會を作るため,様々な取組がなされています。その一つに,性別を限定する職業名や性別による優劣を連想させる表現などをほかの言葉で言い換える動きがあります。例えば,「看護婦・看護士」を「看護師」に,「サラリーマン,OL」を「會社員」に,「女醫」を「醫師」に,「主人」を「夫」に,などです。「看護婦・看護士」は,平成14年に法律によって正式に「看護師」に改められました。しかし,日常生活の中では「看護婦」を使う人がまだ多いようです。
1999年日本公布實施男女共同參加社會基本法。之後為了構建一個男女互相尊重、不論性別都可以發揮個性與能力的社會採取了各種各樣的解決辦法。其中之一就是採取了把限定性別的職業名、可以從性別聯想到優劣的表現換成別的詞語的行動。例如把「女護士・男護士」換成「護理員」,「職業男性・職業女性」換成「職員」,「女醫生」換成「醫師」,「主人」換成「丈夫」等。2002年「女護士・男護士」在法律上正式被改為「護理員」。但是在日常生活中使用「女護士」的人好像依舊很多。
今まで慣れ親しんできた言葉をほかの言葉に置き換えるのはそうたやすいことではありません。特に「主人」や「御主人」といった言葉は身近な人間を指す言葉ですし,個人的話題の中で使われることが多いため,ほかの言葉への置き換えは餘り進んでいません。
一直以來習慣使用的詞語用別的詞代替並不是那麼容易的事情。尤其是「主人」、「御主人」這些還是指代身邊親近的人的詞,因為在個人的話題中經常被使用,所以用其他詞的替換並沒有怎麼進行。
配偶者を表す中立的な言葉としては,「夫,妻,つれあい,パートナー」が挙げられますが,特に迷うのは,相手方の配偶者について觸れる時です。「御主人,奧さん」の代わりに「おつれあい(さま)」という言葉を使う人もいますが,まだまだ少數派です。
作為表示夫妻關係的中立性詞彙,可以列舉出「丈夫」、「妻子」、「愛人」、「伴侶」等,但是尤其讓人困惑的是提到別人的另一半時。用「你的另一半」代替「你主人」「你妻子」的人也有,但是還是少數派。
今の時代に,主従関係を意識して「主人」を使っている人などいないのだから,「主人」を使えばいいと考える人もいます。しかし,何げなく使っている言葉が,性別による固定的な役割意識や,優劣のイメージを醸成するおそれがあるのだということは知っておく必要はあるでしょう。個人が「主人」を使うかどうかはその人の判斷に任されることですが,最近は,窓口などで「御主人」を使うことに対し,職員に注意を促している自治體も出てきています。これは,男女共同參畫社會作りのための努力が言葉の使用においても少しずつ広がっていることのあらわれであり,こういった変化は今後,私たち個人の言葉の選択にも次第に影響を與えていくでしょう。
當今時代,因為沒有人意識到主從關係來使用「主人」一詞,所以也有人認為使用「主人」也無可厚非。但是我們必須要知道,無意中使用的詞彙,也有可能會造成男女固定職責或優劣印象的性別歧視。個人是否使用「主人」是說話人自己的判斷,但是一些自治體對於在政府辦公場合使用「御主人」提出警告。為了努力創造一個男女共同參加的社會,在詞彙使用上也做出一份努力。像這樣的變化,也會影響我們今後個人使用詞彙的選擇吧。