天聲人語 20201014
翻譯&音頻:@四不像Uzuki
筒美京平さんを悼む
悼念筒美京平先生
カラオケで歌うと泣きそうになる曲はいくつかあるが、「木綿のハンカチーフ」はその筆頭だ。都會に出た自分の若いときにだぶるのか。殘した戀人などいなかったのに。〈い、い、え あなた〉のリズムにぐっとくる
在卡拉OK唱歌時,總有幾首歌會令我溼了眼眶。其中《木棉的手帕》列位榜首。也許是從中看到了當年去都市打拼的自己吧。雖然我並沒有在家鄉守候的戀人,「不用了,親愛的」這旋律還是擊中心頭。
▼「曲・筒美京平」の文字を音楽番組で何度見てきたことだろう。「ブルー・ライト・ヨコハマ」「魅せられて」「スニーカーぶる~す」。あの曲もこの曲も。並べるとそれだけで歌謡史の一時代となる。作曲家の筒美京平さんが80歳の生涯を閉じた
已經不知在多少音樂節目中看到過「作曲·筒美京平」。《藍色燈光橫濱》、《愛的迷戀》、《運動鞋布魯斯》。他的一首首歌曲,羅列出來堪稱歌壇的一個時代。作曲家筒美京平先生,在80歲時與世長辭。
▼大學時代はジャズに熱中し、就職したレコード會社では洋楽を擔當した。作曲家として立つときに作ったペンネームの原型は「鼓響平」。ヒットを重ね、曲を響かせた
大學時代的他熱衷於爵士樂,就職後於唱片公司負責製作西洋音樂。「筒美京平」是他作為作曲家出道時起的筆名,其原型為發音近似的「鼓響平」。他的作品不斷登上熱榜,廣為流傳。
▼世に「古賀メロディー」などの言い方があるが「筒美メロディー」とはあまり聞かない。敘情あふれる曲からアイドルまで、作品の幅があまりに広いからか。大量の洋楽を聴いてヒントを得た上で、実験するように曲を作っていったという
世間素有「古賀旋律」的提法,但卻鮮聞「筒美旋律」。也許是因為他的作品風格多樣範圍廣泛,從抒情歌曲到偶像流行均有涉及。據說他是在聽了大量的西洋音樂、激發靈感後,不斷嘗試著進行的作曲。
▼新しいアイデアを盛り込み「ありったけのサービスをする」のが自分の曲作りだとインタビューで語っていた。そして「時代の色を感じるということが一番大切」だとも(榊ひろと著『筒美京平ヒットストーリー』)。センスと努力が同居する音楽職人だった
他在採訪中表示,在作曲中注入新靈感,「傾盡全力服務樂迷」是他的音樂態度。以及「最重要的是讓人感受到時代的色彩」(榊裕人 著《筒美京平金曲物語》)。他不愧是一位集天賦和努力於一身的音樂巨匠。
▼ツイッターに「木綿のハンカチーフ」を歌った太田裕美さんの言葉があった。訃報(ふほう)に觸れ「哀(かな)しくて哀しくて 涙が止まらない」と。救いになるのは、多くの曲が歌い継がれていくという確信だろう。
《木棉的手帕》的演唱者太田裕美接到訃告,在推特上發表道:「十分難過,心痛不已,眼淚止不住地掉。」令人感到一絲慰藉的是,我們確信,筒美先生的大量作品將會世代流傳。
単語:
【筆頭】首位
【ダブル】重疊
【魅する】迷惑,吸引,常用「魅せられる」
【盛り込む】加進,盛上
【ありったけ】全部
【同居する】同時存在;同居
中譯日時學起來:
【離世/與世長辭】生涯を閉じる
【不斷…/反覆…】(ヒット)を重ねる
【使…揚名/流傳】(曲)を響かせる
【有啥啥性質的某東西】(敘情)あふれる(曲)
【…兼備的】(センスと努力)が同居する
【得知…】(訃報)に觸れ
【感到慰藉的是…】救いになるのは…
【…將世代流傳】…が(歌い)継がれていく
原文出自《朝日新聞》,此處引用僅供翻譯學習交流使用。
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