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今日の音楽 WANDS-世界が終るまでは… (直到世界盡頭)
★★ 今天的重要語句★★
鰻うなぎ 鰻魚
におい 香味
けちんぼう 小氣鬼 吝嗇鬼
昔々むかしむかし、ある街まちに、けちんぼうな男おとこがいました。
男おとこは毎日毎日まいにちまいにちご飯時はんどきになると、鰻屋うなぎやの前まえへでかけていっては腹はらいっぱいにうなぎの匂においを吸すい込こみ、そのまま家いえへ飛とんで帰かえってうなぎの匂においでご飯はんを食たべるのです。
很久很久以前,在一個鎮子上,有個小氣鬼。
男子每天一到吃飯時間,就到鰻魚店門前去聞鰻魚的味道,就著鰻魚的味道飛奔回家吃飯。
さて、それに気きづいた鰻屋うなぎやの親父おやちちは「臭においだけで飯めしを食くうとは、なんちゅうけちだ。よし、あのような奴やつからは、臭においのかぎ賃ちんをとってやろう」と早速帳面さっそくちょうめんにつけておき、月末げつまつになると、男おとこの家いえに臭においのかぎ賃ちんを取とりに行いきました。
久而久之鰻魚店的老闆注意到了這一點,埋怨道:「光憑著鰻魚的味道吃飯,真是個吝嗇鬼。好吧,既然他是這樣的傢伙,我就去收他的聞味錢。
するとけちんぼうな男おとこは、「やい、俺おれは鰻屋うなぎやに借金しゃっきんをした覚おぼえは無ないぞ!」
「いえいえ、これはうなぎの蒲焼かばやきのかぎ賃ちんでございます、えーと、しめて800文もんですなあ、匂においをかいでうなぎを食たべたつもりになっておりますので、こちらも食くわせたつもりで銭ぜにを取とりに來きました。」
之後,等老闆找到男人要錢時,「喂,我可不記得向鰻魚店借過錢啊!」 吝嗇鬼說道。
「不不,這是鰻魚的費用。嗯,一共是八百文(→二萬四千日元左右)。我本打算聞著香味吃鰻魚的,但是香味都被你聞去了,所以來找你要錢」
鰻屋うなぎやが済すまして言いうと、男おとこは仕方しかたなく袋ふくろから800文取もんとり出だしました。
「へい、確たしかに800文もん、ありがとうございました。」
鰻屋うなぎやがニコニコ顔かおでお金かねを受うけ取とろうとすると、男おとこはそれを板いたの間まへ放ほうり投なげました。
鰻魚店老闆說完後,男子從懷裡拿出了八百文。
「恩,確實是八百文。謝謝」
烤鰻魚店笑嘻嘻地正想收錢,男子卻把它扔到了板縫裡。
チャリーン、チャリーン、
お金かねが景気けいきの良よい音おとを立たてると、男おとこは鰻屋うなぎやに言いいました。「匂においの代金だいきんは、音おとで払はらおう、いま、銭ぜにの音おとを聞きいただろう。本當ほんとうに銭ぜにを受うけ取とったつもりで、帰かえんな!」
この勝負鰻屋しょうぶうなぎやの負まけてございます。
叮噹當 叮噹當
銅錢發出了悅耳的聲音,「聞味兒的錢,用這聲音來支付吧,現在你聽到了錢的聲音吧,就當是收到錢了,再見!」男子對鰻魚店這樣說道。
這場勝負還是鰻魚店敗了。