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今日の音楽 「戀のバカンス」吉田美和,浦嶋りんこ
★★ 今天的重要語句★★
畳 たたみ 榻榻米
踏ふむ 踩踏
和室わしつ 和室
和室わしつを歩あるくとき「畳たたみの縁へりを踏ふんではいけません」と注意ちゅういされたことはありませんか?畳たたみは、日本固有にほんこゆうの文化ぶんかです。現存げんぞんする日本最古にほんさいこの畳たたみは、奈良時代ならじだい(710年ねん~794年ねん)に作つくられた「御床畳(ごしょうのたたみ)」というものです。畳たたみの縁へりを踏ふんではいけない理由りゆうはいくつかあります。
走在和室中有沒有被提醒過「不要踩榻榻米的邊緣」?榻榻米是日本固有的文化。日本現在最古老的榻榻米是奈良時代(710年-794年)製作的「御床畳」。其實不能踩榻榻米的邊緣是有幾個理由的。
●格式を重んじるため
畳たたみの縁へりには家紋かもんを入れる「紋もん縁へり」というものがあります。現在げんざいでも、神社仏閣じんじゃぶっかくや武家屋敷ぶけやしきなど歴史的建造物れきしてきけんぞうぶつで使つかわれています。この紋もん縁へりを踏ふむことは、ご先祖様せんぞさまや家人けにんの顔かおを踏ふむことにつながり、大変失禮たいへんしつれいなことなのです。そのため、畳たたみの縁へりを踏ふまないことが武家ぶけのたしなみ、商家しょうかの心得こころえとして幼おさない頃ころから躾しつけられていたそうです。紋もん縁へりのほかに、動物どうぶつや植物しょくぶつの柄がらも多おおく使つかわれており、それらを踏ふみつける行為こういを避さけ「心優こころやさしく靜しずかに歩あるくべし」という躾しつけが「相手あいてを思おもいやる」というマナーとして現在げんざいまで続つづいているといわれています。
注重地位
榻榻米的邊緣一般有畫著家紋的「紋緣」。及時是現在在神社佛閣、武士的宅邸等歷史建築物中仍有使用。如果是踩了這個「紋緣」就相當於菜了祖先或家族的臉面,是非常失禮的事情。因此,不能踩榻榻米的邊緣是武士的傳統,商家的經驗,人們被從小這樣教育著。除了「紋緣」,也有畫著動物、植物等紋樣,避免踩到這些花紋,應該「心境優雅寧靜地行走」,這種「多為他人著想」的規矩一直到現在仍在持續。
●身みを守まもるため
床下ゆかしたに忍しのび込こんだ者ものが畳たたみの隙間すきまから刀かたなや槍やりで刺さすことがあった時代じだい、畳たたみの縁へりを踏ふむことは、隙間すきまから漏もれる光ひかりで自分じぶんの居場所いばしょを忍しのび込こんだ者ものに知しられる原因げんいんとなっていました。殺ころされないために、畳たたみの縁へりを踏ふまないようにしたことがマナーとなったといわれています。
為了保護自身安全
在那個榻榻米下面隱藏著的人會從榻榻米的縫隙裡刺出刀或槍的年代,踩踏榻榻米的邊緣會讓對方通過縫隙漏出的光亮來得知自己的位置。所以為了避免被殺,不踩踏榻榻米的邊緣也是一種規則。
●畳たたみを傷いためないため
昔むかしの畳たたみはそれほど丈夫じょうぶではなく、畳たたみの縁へりは植物しょくぶつ染ぞめが大半たいはんを佔しめていました。植物しょくぶつ染ぞめは色飛いろとびしやすく、踏ふむとその色いろが落ちてしまいます。畳たたみの縁へりそのものの耐久性たいきゅうせいも低ひくく、踏ふむと擦すり切きれたり歪ゆがんでしまっていました。畳たたみが傷いたまないように、という心遣こころづかいから、畳たたみの縁へりを踏ふまなくなったといわれています。
為了不損傷榻榻米
過去,榻榻米並沒有這麼結識,榻榻米的邊緣大部分是植物印染的。植物印染容易掉色,踩了會掉色。榻榻米的邊緣持久性也不高,踩踏、摩擦會導致歪斜。為了不損傷榻榻米,就會更留心不踩到榻榻米的邊緣。
日本人にほんじんは古ふるくから畳たたみの上うえで生活せいかつをし、その生活せいかつの中なかで「畳たたみの縁へりを踏ふんではいけない」という躾しつけが生うまれたのでしょう。畳たたみの上うえを歩あるくときはちょっと緊張きんちょうしてしまいそうですが、踏ふんではいけない理由りゆうを考かんがえると自然しぜんと避さけることができそうな気きがしませんか?相手あいてを思おもいやる気持きもちや、畳たたみが傷いたまないようにという気遣きづかいが日本人にほんじんらしくて素敵すてきですね。
日本人自古就在榻榻米上生活,在這樣的生活中形成了「不踩榻榻米邊緣」的美德。在榻榻米上行走的時候雖然會有點緊張,但是如果能想到不踩榻榻米邊緣的理由,就能自然而然地迴避開了吧?為對方著想、不損傷榻榻米的這些日本人的用心是很棒的!
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